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グランプリはリクルート「スタサプENGLISH」第35回「全日本DM大賞」発表

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優れたダイレクトメール(DM)の活用事例を顕彰する第35回全日本DM大賞(日本郵便主催)の各賞が3月5日に発表され、グランプリにはリクルートのオンライン型学習プログラム「スタディサプリENGLISH法人サービス」のDM(広告主・リクルートマーケティングパートナーズ)が選ばれた。

同DMは、学習プログラムの法人契約獲得を目的に大企業の人事部長宛てに送付したもの。研修コストが削減できるメリットを訴求するため、「削る」と掛けて「鰹節」を同梱したDMと、アナログ学習の代表として単語帳を模したDMの2種類を制作した。資料請求は40倍となり、大企業32社からの申し込みもあった。以前の大判ハガキDMと比べ、これらの効果は飛躍的に向上したという。

「スタディサプリENGLISH法人サービス」の「鰹節」を同梱したDM。
「スタディサプリENGLISH法人サービス」の単語帳を模したDM。

ほか金賞には、洋菓子販売のケイシイシイ(北海道千歳市)と東京個別指導学院、ビズリーチが受賞した。各賞の詳細は、第35回全日本DM大賞公式Webサイトで紹介する。

グランプリ受賞作品の広告主、リクルートマーケティングパートナーズ 法人営業プロモーション責任者の平松志乃氏は「普段接点がない企業の人事部長に、いかに当社にサービスの良さを届けられるかを考えた結果、DMに行き着きました。コロナ禍で営業活動が難しい中でしたが、DMで効果を実感でき良かったです」と振り返った。

また、制作したフュージョン クリエイティブチーム マネージャーの田村亮子氏は「『人事部長から新規の問い合わせをいただく』という難しいお題でしたが、長い時間手元に置いていただけるものをと考え、企画しました」と話した。

オンライン贈賞式でグランプリ受賞の喜びを語る平松氏と田村氏。

審査委員長を務めた恩藏直人・早稲田大学商学学術院教授は、同日開かれたオンライン贈賞式で、「今年は新型コロナの感染拡大後、初のDM大賞。対面の営業接点が減っているなかで、DMがその効果を発揮する事例もありました。今後もウィズコロナ、アフターコロナの時代に沿ったDMが出てくることを期待しています」と講評を述べた。

本賞は、2019年4月から2020年9月にかけて制作され、発送されたDMが対象。応募712作品の中から「戦略性」「クリエイティブ」「実施効果」の3つの評価軸で29の入賞作品が選ばれた。