放送批評懇談会は6月2日、第58回ギャラクシー賞の贈賞式を行い各部門の大賞作品などを発表した。テレビCMとラジオCMが対象となる「CM部門」の大賞には大塚製薬 ポカリスエット「ポカリNEO 合唱 2020(フル)」篇が選出された。このほか優秀賞3本、選奨9本が選ばれた。
CM部門の応募数は、上期が121本、下期が125本の計246本。前年度から81本の減少となった。
CM部門委員長の服部千恵子氏は「コロナ禍そのものをテーマに取り入れた作品や、密を避ける制約からリモート撮影などの手法が取り入れられた作品、新しい生活様式を反映し新商品やシステムを訴求する作品などが見られました。視聴者の琴線に触れ、社会性に優れたCM作品を選考することに留意して選出しました」とコメントしている。
ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するため1963年に創設。審査は同会会員から選ばれた選奨事業委員会が担当している。CM部門のほかテレビ部門、ラジオ部門、報道活動部門がある。
受賞作の一覧は以下のとおり。
●大賞
・大塚製薬 ポカリスエット「ポカリNEO 合唱 2020(フル)篇」(電通/なかよしデザイン/スプーン)
