現地の映像編集会社との強力タッグ
Ampersandは、マレーシアやシンガポール、インドネシアやベトナムに海外拠点を持つ映像プロダクションAOI Pro.と、ロサンゼルスやニューヨーク、オースティン、ロンドン、東京にてポストプロダクションを展開するNomadとの合弁会社となる。
Nomad Editing Companyは、1996年に米国カリフォルニア州ロサンゼルスでスタートした映像編集会社。経験豊富なエディターやVFXアーティストが在籍し、グローバルブランドのテレビCMやWeb動画を手がけている。
新会社のCEOにはNomadのプレジデントを務めるグレン・マーティンさんが就任。マネージングディレクター(MD)は、北米大手Tool of North Americaや映画監督のリドリー・スコット氏が率いるRSAなどで経験を積んだ、フィリップ・デチメンディーさんが務める。またエグゼクティブプロデューサー(EP)として、Partizan、Serial PicturesなどでEPを歴任したジェニファー・ジーさんがジョインしている。
MDのフィリップさんによると、「Ampersand」という社名には「さまざまな要素を組み合わせることにより付加価値を提供し、クライアントや広告会社のブランドストーリーを実現する」という意味が込められているそうだ。
今回の北米拠点開設にあたり、AOI Pro.代表取締役社長の潮田一さんは次のようにコメントしている。「まだ知らないことを知るため、そしてさまざまな文化を学び、出会っていない素晴らしい仲間と知り合うために日本を飛び出し、アメリカでチャレンジしてみます。楽しく刺激のあるロサンゼルス、そしてニューヨークで、CM以外にもドラマや映画といったさまざまなコンテンツ制作において、機会を社員と共有し、体験していきたいと思います」
また、CEOに就任したグレンさんは「AOI Pro.とNomad Tokyoはこれまで良好な関係を築いてきました。アメリカにて共に新会社を設立することとなり、大変光栄です」と述べている。
プラットフォームの多様化にも対応
新会社の設立背景にはプラットフォームの多様化がある。AOI Pro.では今回の目的のひとつに、「グローバル市場においてメディアミックスに対応すべく、リッチコンテンツのみならずデジタルやSNSコンテンツまで幅広く最適なソリューションを提供していく」ことを挙げている。特に多チャンネルへの対応が求められる現代において、よりタイムリーにトレンドに合ったクリエイターの発掘や起用が重要と考え、米国に拠点を持つことで多くの価値を創出できるのではと期待を寄せる。
さらに、クリエイターの活躍の機会創出にもつなげたい考え。グローバルの市場で活躍したいと考えているクリエイターやアーティストへの機会創出を通じた支援、および新しい映像価値を北米市場において提供することを目指す。
Ampersandのディレクターには、アメリカからはティボー・デバベイさん、キャシー・プロッサーさん、日本からは江藤尚志さん(CluB_A)が所属した。今後、計10名程度のディレクターが所属する予定。これらの新しい体制とチャレンジにより、グローバルリソースにおける相乗効果への期待や、デジタルコンテンツやSNSコンテンツを通じての価値提供を見込んでいる。
お問い合わせ
Ampersand
URL:https://ampersandinc.com/
EMAIL:gpt@aoi-pro.co.jp(株式会社AOI Pro. Global Business 部)
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