今年10回目の開催を迎えた、月刊『ブレーン』が主催するオンライン動画のコンテスト「BOVA(Brain Online Video Award)」では、2023年1月27日まで作品を募集しています。ここでは、協賛企業が出題した課題への自主制作作品を対象とする〈一般公募部門〉にて、協賛企業が行ったオリエンテーションのダイジェストを紹介します。今回は、ダイキン工業のお題「ダイキンの化学事業の強みをグローバルにアピールするブランディング動画」についてです。
ハイテク分野には欠かせない「フッ素化学製品」
私たちが募集するのは、ダイキンの化学事業の強みをグローバルにアピールする、ブランディング動画です。「ダイキンといえば、空調」というイメージがある方が大半かもしれませんが、私たちは空調事業を始める少し前、日本で初めて「冷媒用ガス」をフッ素から開発し、製造を始めました。以降、80年以上にわたってフッ素化学製品を開発し続けています。
フッ素は、耐薬品性、難燃性、耐熱性など複数のさまざまな特長を兼ね備えた素材として、世界を支えるハイテク分野でなくてはならないものです。製品ラインアップとしては主に、以下などがあります。
(1)フッ素樹脂やフッ素ゴムなどの化学素材
(2)ガラスや布に撥水性や防汚機能をもたせるコーティング剤
(3)空調用の冷媒やリチウムイオン電池材料などのスペシャリティ製品
これらは、半導体の製造工程や、電気自動車、エレクトロニクスなど、幅広い分野で「なくてはならない素材」として使われています。
「グローバル」での認知度を高めたい
今回、動画を募集する目的は、グローバルでの認知度アップを図ることです。ダイキンの空調事業の認知度は、アジアやヨーロッパの一部では高まってきています。一方で、化学事業の売上は7割以上を海外が占めるものの、欧米を中心とした認知度はまだまだ低いのが実情です。
