「マネードクター」を運営するFPパートナーは、広瀬すずさんを起用した新テレビCMのオンエアを、4月15日より放映している。

オンエアされているのは、「コーチの言葉」篇と「姉の言葉」篇の2タイプ。
シーンは、とある高校女子バスケ部のミーティング風景。試合に負け、3年生の引退が決定した最後のミーティングでは、バスケ部のコーチである広瀬さんから、「悔しいね…」と選手たちを励ます言葉が。愛あるコーチからの感動の言葉が続く…と思いきや、おもむろに広瀬さんが語り始めたのは「マネードクター」のこと。
とあるバスの車内。自分の前の席に座る妹の彼氏を見つめる、姉の広瀬さん。妹の彼氏が広瀬さんに気づくと、「今から妹とデート?」と彼氏のことを気にしている様子。そして矢継ぎ早に広瀬さんが語り始めたのは、妹がいま思っているであろう「マネードクター」についてだった。
思いがけないシチュエーションで語られるのは、「保険のこと、FPに相談するならマネードクター」というメッセージだ。今回、クリエイティブチームは、同社から「『マネードクター』および『マネドク』のネーミング認知の向上を目指し、インパクトのある記憶に残るCMを」というオリエンを受けたという。
そして、CMキャラクターとして新たに広瀬すずさんの起用を決定。幅広い層への認知度、人気度の高さ、そして圧倒的な魅力、演技力に高い評価のある俳優であることから、マネードクターの存在感をさらに広くアピールしてもらえると考えた。
その第一弾CMは、広瀬さんがマネードクターの新しい顔として、さらに強い印象で残るように、シンプルなワンカットでずっと喋っているという企画に。
「広瀬さんは数多くのCMに出演していることもあり、その中で強く異質なものになることを目指しました。美しいでも楽しいでもかわいいでもない、不思議な読後感になるような状況設定、ストーリーを考えていきました」と、クリエイティブディレクター 松村祐治氏。
そうした方向性の中で生まれたのが、「なぜか肝心なシーンでマネードクターの話をするバスケットコーチ」と、「なぜか妹の彼氏にマネードクターの話を熱心にする姉」、という企画。そして、映像はあえてワンカットで撮影している。
「CMが解説ツールと化し、複雑で説明的なものが増えている中、原始的なワンカットのCMは改めて効果があるなと思いました。ワンカットというだけでオンエアの中で強い異物感があり目立つし、シンプルゆえにそこで発されるセリフに視聴者が集中する。注目する。頭に入ってくる。でも逆説的ですが、クリエイターとしてはその分、言葉をがんばらなくてはCMが強度もたない。だからセリフをより研ぎ澄ましていく。映像もワンビジュアルだけなので、一枚絵としてどう強くするかを考える。テレビ局開業時からのもっともプリミティブなフォーマットであるワンカットのCMは、今の時代も最強だなと思いました」
CMは現在、関東・関西・中京地区他、、北海道、広島県、福岡県をメインに展開している。

スタッフリスト
- 企画制作
- 電通、電通クリエーティブX
- CD、企画、C
- 松村 祐治
- 企画、C
- 藤原 慶太
- Pr
- 大賀遊、鈴木剛
- PM
- 皆川康彦、齋藤まりん
- 演出
- 真田敦
- 撮影
- 片村文人
- 照明
- 太田宏幸
- 美術
- 荻原麻子
- HM
- 奥平正芳
- ST
- Shohei
- 編集
- 前田智子(オフライン)、佐藤悠太(オンライン)
- 音楽
- 山田勝也