人口減少時代の今こそ、小売とメーカーのパートナーシップを進化させる好機――。『小売り広告の新市場 リテールメディア』(日経BP)の著者のひとりで、イトーヨーカドーでネットスーパー事業やリテールメディアをけん引する望月洋志氏と、『トレードマーケティング 売り場で勝つための4つの実践』(宣伝会議)の著者・井本悠樹氏が話し合った。
情報発信でマーケットを盛り上げたい
――『小売り広告の新市場 リテールメディア』刊行の経緯について望月さんに伺います。
望月:前職でリテールメディアのプラットフォームに携わっていて、この領域が広がっていく機運を感じていました。広告業界からの参入も始まっていましたが、運営する小売側がその真価をつかみかねているようなところがありました。
そこでマーケットを盛り上げて様々な人が活用できる環境をつくりたくて、「note」で発信していたところにお声がけいただき、書籍にまとめることになりました。

米国のリテールメディア動向もチェックしていますが、様々な面で国内のずっと先を行っていると感じます。この書籍をきっかけに、小売やメディアにかかわる皆さんとの議論が深まって、少しでもお役に立てればうれしいですね。
――『トレードマーケティング 売り場で勝つための4つの実践』について、井本さんに伺います。
井本:足掛け11年くらいトレードマーケティング携わってきました。特にP&G時代は私の礎となっています。P&Gは一般的に対消費者向けのマーケティングが強いイメージがありますが、トレードマーケティングをビジネスの核に置いている会社だと思います。考え方としてはバイヤーやショッパーのインサイトをベースに、いかに小売とカテゴリー成長を達成していくかを大前提としています。この領域の知見はまだ世の中に出回っていないので、私の経験も含めてまとめてみようと考えました。
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