「とりあえず『生』」の居酒屋文化を訴求 外国人向けのナイトツアー、アサヒビール

「ナイトタイムエコノミー」の活性化でブランド体験機会創出

アサヒビールは、オンラインスナック横丁文化、テーブルクロス、JTBの各社と協業し、訪日外国人向けのナイトツアーを7月1日から開始した。増加する訪日外国人に日本の飲酒文化体験の場を提供することで、同社ブランドの飲用体験機会を創出する狙い。夜間に行われる経済活動「ナイトタイムエコノミー」の推進によって、外食市場の活性化につなげる考えだ。

7月1日にはアサヒビールのほか、飲食店向けのコンサルティングなどを手掛けるテーブルクロスとスナックツアーの企画運営を行うオンラインスナック横丁文化が共創し、居酒屋とスナックを巡るツアーを開始。ツアーにはオンラインスナック横丁文化の研修に合格したガイドが同行し、「店主のことを『ママ』や『マスター』と呼ぶ」、「お酒を飲みながら店内でカラオケをする」、「『ママ』の手料理やスナック菓子を食べながらママと会話を楽しむ」など、スナックでの作法や文化を伝えながら、「ママ」とのコミュニケーションやカラオケなどを楽しむ。

写真 日本の「飲み会」文化などを訪日外国人観光客が体験できるナイトツアー

日本の「飲み会」文化などを訪日外国人観光客が体験できるナイトツアー

スナックに訪れる前には、居酒屋での日本の「飲み会」文化を体験。最初の一杯に生ビールを注文する「とりあえず『生』」、「『乾杯』と言ってグラスを傾ける」、「瓶ビールを互いに注ぎ合う」といった文化を体験してもらうほか、居酒屋の成り立ちや居酒屋で飲めるお酒の紹介なども行う。

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