アドタイでは、当社が刊行した書籍の内容と性格を感じていただけるよう、「はじめに」や識者による本の解説を掲載しています。今回は、9月6日に発売した新刊『「感動体験」で外食を変える 丸亀製麺を成功させたトリドールの挑戦』(粟田貴也著)の「はじめに」を紹介します。
『「感動体験」で外食を変える 丸亀製麺を成功させたトリドールの挑戦』
9月6日発売/粟田貴也著/定価1,980円(本体1,800円+税)
暖簾をくぐると、目の前には積み上げられた小麦粉の山、製麺する職人の姿と麺を切る音、湯気がもくもくと立ちこめる茹で釜。釜で茹でられるうどんは、国産小麦を使用した打ち立てもちもちの麺です。鼻をくすぐるのは、小麦粉の香りと毎日引いているだしの香り。足を進めると、ずらりと並ぶ揚げたての天ぷらと活気のある店員たち。まるで製麺所にいるかのような五感に訴える臨場感のある光景が、全国の「丸亀製麺」で見られます。
私は丸亀製麺などの飲食ブランドを展開する、トリドールホールディングス代表取締役社長の粟田貴也と申します。
丸亀製麺は、私が香川県の製麺所で感じた感動を全国の皆様にも体験していただけるように、と考えて開発したブランドです。すべての店で、塩・水・小麦粉から職人たちがうどんを作り、できたてのうどんを食べる体験と、自分でサイドメニューを取ったり薬味を盛りつけたりするセルフうどんの楽しさをかけ合わせた業態で、現在日本全国に約850の店舗があります。2022年にはホテルや航空会社なども含めた顧客体験価値(CX)ランキング(C Space Tokyo調べ)で1位をいただくなど、たくさんのお客様にご支持いただいています。
