広報にも必要な事業戦略や市場動向に関する理解 経営陣との建設的な対話に活かしたい (森本愛さん)

広報、マーケティングなどコミュニケーションビジネスの世界には多様な「専門の仕事」があります。人事異動も多い日本企業の場合、専門職としてのキャリアを積もうとした場合、自分なりのキャリアプランも必要とされます。現在、企業のなかで広報職として活躍する人たちは、どのように自分のキャリアプランを考えていたのでしょうか。横のつながりも多い広報の世界。本コラムではリレー形式で、「広報の仕事とキャリア」をテーマにバトンをつないでいただきます。ヘラルボニーの小野静香さん からの紹介で今回登場するのは、noteの森本愛さんです。
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森本 愛

note
PR

2006年、エン・ジャパンに新卒入社。新卒採用支援の法人営業および広告ディレクション、ブランド戦略室での広報業務で通算2度の社長賞を受賞。2019年4月にnoteのPR部門立ち上げで入社以来、コーポレート/プロダクトPR、採用広報、危機管理広報などの領域を担当。2022年12月のIPOでは、コミュニケーション戦略全般をプロジェクト責任者としてマネジメントする。

Q1:現在の仕事の内容とは?

noteのPRとして、「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」というミッションの実現に向けたさまざまな活動をしています。

いま特に注力しているのは、社会のトレンドとnoteに投稿される記事やクリエイターの情報をかけ合わせたプロダクトPRです。「noteには常におもしろい情報が集まっている」という認知を獲得するため、クリエイターやコンテンツに光を当てる活動を展開しています。

今年はいくつかの情報番組でnoteの仕組みや、クリエイターの活動風景を紹介いただきました。これは、noteに集まる多様なクリエイターをご紹介する取り組みのひとつです。

たとえば、選挙時期には投稿記事をもとに各候補者や政党への言及傾向を分析したレポートを配信したり、生成AIが話題になった際には興味深い活用例の記事をメディアに共有したりしています。こうした動きを通じて、noteを取材の情報源として活用いただけるメディアを増やし、クリエイターの記事がより多くの方に届くことを目指しています。

メディアとの関係構築では、単なる報道機関と事業会社としてではなく、ともに業界を盛り上げていくパートナーとしての関係を構築しています。「クリエイター支援プログラム」を通じて86のメディアと連携し、新しい書き手の発掘をともに行っています。

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