日本パブリックリレーションズ協会は12月4日、優れたPR事例を選考・顕彰する「PRアワードグランプリ2024」の受賞作品を発表した。
グランプリはマイナビの「アルバイトの立ちっぱなし問題解決を目指す『座ってイイッスPROJECT』」が受賞し、「ゴールド」は島田電機製作所の「無名だったBtoBのニッチな下請け町工場を、毎月2000人以上が殺到する人気企業に変えた“ファンづくり活動”」が受賞。
このほかに、「シルバー」7件、「ブロンズ」6件、審査委員特別賞1件が決定した。
「アルバイトの立ちっぱなし問題解決を目指す『座ってイイッスPROJECT』」は、アルバイト中の“立ちっぱなし”問題の解決を目指して実施しているプロジェクト。座れるアルバイトを増やすことによって、従業員・雇用主双方にとっての快適なアルバイト環境を整備していく取り組みとして2024年3月に開始した。
審査員長を務めた本田哲也氏は、「マイナビの『アルバイトの立ちっぱなし問題解決を目指す“座ってイイッスPROJECT”』は、事業主体の社会的な立ち位置をブラさずに社会課題解決に向き合った、まさにパブリックリレーションズのお手本のような取り組みでした。そして、今年唯一のゴールド受賞となった、島田電機製作所の『無名だったBtoBのニッチな下請け町工場を、毎月2000人以上が殺到する人気企業に変えた“ファンづくり活動”』は、日本に数多く存在する、黒子のようなBtoB企業が挑戦した全員広報の取り組みです。この2エントリーへの高い評価は、審査委員全員の一致を見たものでした」と講評を述べた。
