ひらかたパークに岡田准一園長のアクスタ登場、2日で1000個超を販売

実データ グラフィック ひらかたパーク広告

京阪電気鉄道が運営する、大阪・枚方にある遊園地「ひらかたパーク」といえば、季節ごとに展開されるユニークな広告が有名だ。

今冬はイルミネーション「光の遊園地」を2024年11月から2025年4月にかけて開催しており、「超ひらパー兄さん」であり園長を務める、岡田准一のアクリルスタンドの販売も開始。来園者のみが購入でき、2日間で1000個超を売り上げた。

「アクリル族の妖精」が登場するCM

「ひらかたパーク(通称:ひらパー)」の広告クリエイティブは一貫して、博報堂関西支社が手がけている。地元の枚方市出身である岡田准一は2013 年からイメージキャラクターを務め、現在の肩書である「園長」に就任したのは2014 年のことだ。

その中で10 年以上制作に携わってきたのが、クリエイティブディレクターの田中幹氏。「岡田園長というキャラクターが次々と冒険していく、という内容の広告ですが一番の目的は来園客を増やすこと。今回は冬のイルミネーション開催に合わせた来園促進の取り組みで、季節ごとのイベントに合わせて半年以上前から企画が走り出しています」と説明する。

今冬のテレビCM「物販」篇は関西エリアで11 月2 日から放映開始した。目玉はなんといっても、岡田さんの「アクリルスタンド(アクスタ)」の登場だ。従来もアイマスクやパーカーなど園長にちなんだグッズは発売してきたが、アクスタの物販は初。しかも通販はしておらず来園しなければ購入できない。

実データ グラフィック ひらかたパーク広告
実データ グラフィック ひらかたパーク広告

「岡田さん本人が以前から『ひらパーでアクスタをつくりたい』と言ってくれていたこともあり今回、イルミネーションの季節に合わせて提案しました。『アクリル』というワードのイントネーションを変えると、『アクリル~』というファンタジーな響きになるのもいいなと(笑)。そこから冬のイルミネーションを背景にした、アクリル族の妖精が登場するCM のストーリーが生まれました。美しい妖精の話だったはずが、終盤にはアクスタの物販を思い切り宣伝するという正直な展開がひらパーのCM らしいかなと思います(笑)」(田中氏)。

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