エンタメを意識したショート動画でSNSでの話題化図る
日本郵政は1月14日、新テレビCM「3色の鳥・いつでもそばに、をもっと。篇」の全国放映を開始した。グループ横断で実施している新コミュニケーションの一環で、2024年7月のCMに続く第2弾として、グループや郵便局への期待感を醸成することを目的としている。今回は若年層への訴求とSNSでの話題化を狙い、エンタメ性を重視した3本のショート動画も公開した。
信頼されている郵便局員の姿を描いた「3色の鳥・いつでもそばに、をもっと。篇」
第2弾のCMを企画するにあたり、「いつでもそばに、をもっと。」というメッセージに適したキーシーンを取り入れるため、顧客向けに定性・定量調査を実施した。その結果、郵便局員が顧客と親密にコミュニケーションを取り、信頼されている姿を描いた。
2024年7月に行ったSNSやオウンドメディアを活用したティザー施策では、多くの好意的な反応が寄せられた。この結果を踏まえ、PDCAサイクルを活用して改善を重ね、SNS上での話題化と、日本郵政グループおよび郵便局へのエンゲージメントの深化を狙い、ショート動画を作成した。
CMでは、新コミュニケーションのアイコンである3色の鳥「チッチチ」(声・趣里)の登場と共に、俳優の趣里の「そばにいるって安心だ」というナレーションに「大切だ」と趣里自身が呼応するシーンから始まる。「チッチチ」が郵便局や家族へ手紙を届ける郵便局社員などのもとに現れる。アプリなどデジタルの進化により、郵便局のサービスが24時間顧客とつながり、日本郵政グループが「いつでもそばに」あることをアピールしている。
第1弾CMは、郵便局の「デジタル」の利便性を訴求するため、「郵便局アプリ」を「手のひらの郵便局」という言葉で象徴的に描いた。第2弾CMでは郵便局社員が顧客との親密なコミュニケーションによって地域に溶け込んでいるシーンを描写。郵便局が生活や人生に寄り添う存在であることをより強調しているという。
日本郵政の公式SNSアカウントでは、「チッチチ」が登場する3本のショート動画を配信している。若年層に郵便局への興味・関心を持ってもらうことを目的にエンタメ性を重視。クイズ形式を採用し、拡散や話題化を狙っている。「『チッチチ』は何回首を振るかな?」といったクイズを出題し、視聴者がクイズに答えるために、繰り返し動画を視聴することを狙っている。

