過去にはADC賞受賞も
多摩美術大学は、今年度のオープンキャンパスを6月、7月、9月の全3回にわたり実施する。建築、プロダクトデザイン、情報デザイン、グラフィックデザイン、絵画、彫刻、工芸、メディア芸術、演劇や舞踊など、デザインやアートの各学科、専攻、コースごとに入試解説を行う。高校生、高校既卒生だけでなく、保護者、学校関係者も参加可能。参加には事前登録が必要。
また多摩美術大学オープンキャンパス2025のポスターデザインは、ソフトバンクや資生堂など数多くのブランドコミュニケーションを手がけた、日本を代表するアートディレクターで、多摩美術大学の名誉教授の大貫卓也氏が担当した。2018年度、2022年度、2023年度、2024年度のポスターデザインも手がけ、とくに「多摩美術大学オープンキャンパス2023」のVIが2024年度ADC会員賞を受賞している。
多摩美術大学の前身の多摩帝国美術学校時代に初代校長・杉浦非水氏が「美」をアイコン化した。1995年に多摩美術大学の学長も務めた五十嵐威暢氏がさらに手を加え、現在の校章になった。オープンキャンパスのポスターデザインでは、その「美」に内包されている大きな力を、デザインで強く視覚化し、これまでの常識を突破し、新しい時代を切り開いくメッセージが込められた。


