機能開発において「3本の柱」に注力
Metaが提供するSNS「スレッズ(Threads)」がInstagramとは独自の成長を遂げている。エンターテインメント分野などにおけるユーザー間の交流が盛んで、「推し活」のコミュニティとして注目を集める。同社は「パーソナライゼーション」「コミュニティ」「クリエイター」の3点を機能開発の柱としており、テキストや画像にぼかしを入れる「ネタバレ防止機能」のほか、DMを送ることができるメッセージ機能など、ファン同士の交流を促進する新機能を充実させる。
7月9日に実施した2周年記念のメディア向けラウンドテーブル。スレッズを利用しているクリエイターやインフルエンサーが登壇した
2023年に開始したスレッズは、画像中心のInstagramと異なり、テキストに特化したSNSとして開発された。サービス開始から5日間で1億アカウントを達成し、今年3月時点では3.5億アカウントにまで増加した。特にアジア太平洋地域での利用が活発で、中でも日本はスレッズの成長戦略において重要な市場と位置づけられている。
利用にはInstagramのアカウントとの連携が必須。当初はInstagramの延長線上のプラットフォームとして捉えられていたが、現在ではユーザーの3分の1以上が、Instagramとは異なるアカウントをフォローしており、独立したプラットフォームとして成長を遂げつつある。
