話題の「スタッフロールがほぼ山寺宏一」CM、制作者のねらいは?

グラフィック カット CM

サントリーのノンアルビールテイスト飲料「からだを想うオールフリー」が6月12日に公開したWebCM「深夜ラーメンの誘惑」が話題だ。公開1日で累計6000万インプレッションを獲得。約1カ月で、YouTubeでは250万回再生を突破している。

動画の主人公は、登録者約180万人のラーメンYouTuber SUSURU。「からだを想うオールフリー」を片手に、深夜にラーメンを食べる様子を描いたアニメーションCMだ。

一見シンプルな構成だが、「普通じゃない」のは、26種類の擬音をすべて声優の山寺宏一が担当している点だ。SNSの更新音や、ガスコンロの火の音、袋麺を開ける音、具材を乗せる音に、缶を開ける音……。結果、スタッフロールがほぼ「山寺宏一」で埋め尽くされる事態に。

CM内スタッフロールのカット

制作者はなぜ、ほぼ全ての擬音で山寺宏一を起用したのか。

本CMを手がけたカヤックのクリエイティブディレクター 安藤耀司氏は意図をこう話す。「『からだを想うオールフリー』があれば、食事をもっと気兼ねなく楽しめる」ということを伝えるべく、この企画を考えました。なかでも、“深夜にラーメンと共にからだを想うオールフリーを飲む”というシズル感あふれるシーンの魅力を、最大限に感じてもらうことを重視しています。そのために、1つひとつのシーンをじっくり何度も繰り返し見てもらうための工夫として、映像に登場するすべての効果音を、山寺宏一さんの声で演じてもらうという企画を考えました」。

また、「アニメーションの描き方としてもリアリティあるおいしそうな描き方を大事にしていたりと、話題をつくりつつも、『ラーメン×からだを想うオールフリー』の魅力が伝わるような内容に仕上げました」と同社のプランナー 乗松優多氏。

SNSでは、「すごすぎて怖い」という衝撃を受けた声のほか、「そのまま深夜にラーメンを食べたくなった」などの声も上がっている。

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スタッフリスト

企画制作 カヤック
CD 安藤耀司
企画 乗松優多
D(タイトル) 野崎あずさ
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Pr 西村寛明
アニメーション Andraft
音響制作 東北新社
PRプランナー 梶陽子
NA+SE 山寺宏一

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