2025年9月1日に創業120周年を迎える神戸製鋼所(KOBELCO)。同社は「創業120周年プロジェクト」の一環として、オリジナルアニメーション『あしたのありか ―KOBELCO120周年記念アニメーション―』を制作。9月2日にホームページの特設サイト上で公開を予定している。
『あしたのありか』はKOBELCOで営業として働く「明日実」というキャラクターが主人公のストーリー。会社の抱える様々な課題への無力感を覚え、仕事にやりがいを見いだせずにいた明日実は、「辞めたい」と上司に打ち明けようとしたその時、社史が不思議な光を放ち、明日実を1905年の神戸へと導く。タイムスリップした先で、明日実は工業の発展を信じて夢を追いかける青年トラスケや神戸製鋼所創業当時の人々と出会い、KOBELCOの歴史を駆けめぐる旅に出る。
主役・明日実の声はKOBELCOイメージキャラクターである奈緒が担当。脚本は2026年NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』や『半沢直樹』(TBS系列)、『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系列)などを手掛けた八津弘幸氏、総作画監督/キャラクターデザインは、『となりのトトロ』(スタジオジブリ)、『ロミオの青い空』(日本アニメーション)などを手掛けた佐藤好春氏が務める。
その他のキャラクターの声優、主題歌などは順次発表予定。作品のタイトルである『あしたのありか』は、KOBELCOの総合職新入社員による投票結果も踏まえて決定したという。
同社は創業120周年プロジェクトを2024年8月に始動。プロジェクトは「KOBELCOの約束 Next100プロジェクト(次の100年に向けた活動)」の施策と位置づけ、グループ社員の誇り、自信、愛着、希望、さらには働きがいの向上につなげることを意識すると同時に、社内外のステークホルダーと次の100年も持続的に発展し、共生していくことを目指して推進している。
本アニメーションの制作以外にも、周年プロジェクトでは自然環境保護活動の支援拡充、スポーツ活動支援、大阪・関西万博への協賛・展示、社内の表彰制度最適化などの取り組みを行っている。

スポーツ活動支援として高校ラグビーへの協賛、自然環境保護活動として神戸市が推進する「神戸登山プロジェクト」への賛同などを進めている。


