象印の新オーブンレンジ、「レンジ機能」で勝負 4強が支配する市場でシェア10%狙う

独自機能でユーザーの不満解消

象印マホービンは、オーブンレンジ「EVERINO(エブリノ)」の新製品「ES-LA30」(30L)を、9月上旬から発売する。同社が30リットル容量をラインアップするのは初。オーブンレンジ市場は競争の激しいレッドオーシャンとされているが、既存の大容量モデルがオーブン機能を重視する一方で、日常的に使用されるレンジ機能に伸びしろがあると判断、独自技術でレンジ機能を強化し、不満の多かったあたためムラや解凍ムラを解消する。

市場想定価格は13万2000円(税込)で、販売目標は初年度月産で3500台。ブランドとしては、オーブンレンジの市場シェア10%の獲得を当面の目標に掲げる。

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オーブンレンジ「EVERINO(エブリノ)」の新製品「ES-LA30」(30L)

8月3日より新CM「ツインな木村さん」篇を放映開始した。CMには、2022年の「EVERINO」CMから出演している木村佳乃を引き続き起用。今回は、2人の木村が登場し、新構造による「2段あたため」や「Wレンジ」といった機能を紹介する内容となっている。

本製品には、業界初となる「ツインエンジン構造」が採用されており、「あたためムラ」の発生を抑えることができる。

同社のユーザー調査によれば、30リットルクラスのオーブンレンジにおいては、「あたためムラ」「解凍のムラ」「あたため時間の遅さ」といった不満が多いという。一般的な家庭用オーブンレンジは、マイクロ波を発生させる「マグネトロン」(エンジン)を1基のみ搭載しているため、庫内容量が大きくなるほど加熱ムラが起こりやすくなる。

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