転売対策も完璧?累計2000万食のカップ麺の味を店舗で HIKAKIN監修「みそきん」

人気YouTuber・動画クリエイターのHIKAKIN氏が監修したカップ麺「みそきん」が味わえるラーメン店が8月7日、東京駅八重洲口の商業施設「東京駅一番街」にオープンする。2023年に発売され、累計2000万食を突破するヒット商品だが、リアル店舗での提供は初めて。営業期間は2026年2月23日まで。

「みそきん」店主のHIKAKIN氏(左)と、実店舗の店頭

店舗は完全予約制で、全26席。予約は専用サイトで受け付け、20分ごとの時間枠に分けてチケットを販売する。予約時に料金を支払う仕組みで、同時に購入できるのは5枚まで。入店時に電子チケットのQRコードを読み取り、必要に応じて身分証の提示を求める。転売チケットでの入店は不可としている。

カップ麺発のブランドが実店舗化

提供されるメニューは、豚骨と鶏がらを別々に炊き出したWスープに、新潟白味噌をベースとした特製味噌ダレを組み合わせる構成。注文ごとに生姜やにんにく、すりごまを加えて鍋で仕上げ、炒めたもやしやピリ辛ラー油、特注の太ちぢれ麺を合わせる。HIKAKIN氏が全国の味噌ラーメンを食べ歩き、研究を重ねたレシピをベースにした内容となる。

「味玉みそきん」ラーメン(1380円)。このほか「みそきん」(1200円)、「チャーシューみそきん」(1600円)、「特製みそきん」(1550円)の計4品を揃える。

完売続々で転売も話題に

「みそきん」は2023年5月、セブン-イレブン限定で発売された。HIKAKIN氏と日清食品が立ち上げた食品ブランド「HIKAKIN PREMIUM」の第1弾で、ラインアップはインスタントみそラーメン「みそきん 濃厚味噌ラーメン」と、スープにご飯を合わせた「みそきん 濃厚味噌メシ」。数量限定の展開で、発売直後から完売が相次ぎ、同年8月の再販でも同様の状況となった。

2024年5月、HIKAKIN氏は再々販売の告知動画で、これまでの販売規模を「富士山100個分の高さ」と表現。単純計算で300万食以上と推計される数字を示した。その後も販売は継続し、同年11月には累計1000万食を突破。年内最終販売の告知時には「また買えない」「転売されている」といった声がSNSに寄せられた。フリマアプリでは定価の数倍で取引される事例もあり、36個セットが高額で出品されることもあった。2025年8月時点で累計販売数は2000万食を超え、カップ麺発ブランドとして異例の規模となっている。

東京ラーメンストリート14年ぶりの拡張

東京駅一番街で人気ラーメン店を集めた「東京ラーメンストリート」に開店する。今回14年ぶりとなるエリア拡張で「ご当地エリア」を新設し、全国各地のラーメンを集める方針を示した。第一弾として青森「津軽煮干 ひらこ屋」、第二弾として「みそきん」が同時期に出店し、全10店舗体制となる。

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