誕生の地・万博で味わう 明治ブルガリアヨーグルト50年の進化を体験

明治は1970年の大阪万博をきっかけに誕生した「明治ブルガリアヨーグルト」の発売当時の味わいを再現し、現在の商品と食べ比べができるイベントを、開催中の大阪・関西万博の「大阪ヘルスケアパビリオン」で8月7日から2日間開催する。

1973年に発売した明治のヨーグルトブランド「明治ブルガリアヨーグルト」は、2023年で50周年を迎えた。1970年に開催された大阪万博の「ブルガリア館」で同社の社員が、本場のプレーンヨーグルトを試食したことが開発の契機となったという。

当時の日本にはプレーンヨーグルトは存在しておらず、ヨーグルトの多くは寒天やゼラチンで固めて甘みを付けた商品で、消費者の多くはその味に慣れており、ヨーグルトに対してデザート菓子のようなイメージを持っていた。一方、「ブルガリア館」で試食した「本場のプレーンヨーグルト」は、さわやかな酸味が特徴的で、甘味をつけず乳製品だけでつくった「本場の味」に感銘を受け、商品化を目指した。

左が1973年発売当初、右が2023年50周年を迎えた「明治ブルガリアヨーグルト」。

ヨーグルトを日常的に食べる習慣のない日本に、新しい食文化を創造しようと、本場の味を再現するため、持ち帰ったサンプルを研究し試作を重ね、1971年に日本初のプレーンヨーグルトで「明治ブルガリアヨーグルト」の前身である、「明治プレーンヨーグルト」を発売した。その後ブルガリア共和国から商品への国名使用許可を得て、「明治ブルガリアヨーグルト」に変更した。現在の蓋付きタイプの容器形状は発売から10年後の1981年に登場している。

発売当初の消費者へのコミュニケーション戦略では、日本人に馴染みのない無糖タイプのヨーグルトを、まずは認知してもらうため、大々的にテレビCMを放映。ブルガリア人を起用して本場の雰囲気を演出した。印象に残る「明治ブルガリアヨーグルト♪」の軽快なリズムのサウンドロゴは、現在まで変わることなく引き継がれている。

同社は今回の食べ比べ体験会を通じて、ヨーグルトの50年にわたる進化を体感してもらうとともに、「明治ブルガリアヨーグルト」ブランドのさらなる成長を目指している。

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