アメリカに拠点を置く非営利のクリエイティブ団体 The One Club for Creativityは7月21日、21人の世界的に著名なクリエイティブリーダーで構成される、アートディレクターズクラブ(ADC)のボードを新設することを発表した。Appleやマイクロソフト、The New York Times Magazineなどのクリエイターが名を連ねており、日本からは電通の八木義博氏がメンバーに選出されている。
ADCボードのアジェンダは、既存のプログラムや新たな取り組みを通して、クリエイティブコミュニティを活性化し、伝統あるクリエイティブ組織としてのレガシーとリーダーシップをより強固にしていくこと。さらにクリエイティブの卓越性について批評の目を向ける立場を確立すること、次世代のリーダーの育成といったことも含まれる。各メンバーは拠点を置く地域における活動を通して、ADCの使命を広げていく。
ボードを牽引するのは、サンフランシスコとニューヨークを拠点とするCOLLINS共同創業者のブライアン・コリンズ氏。同氏は以前からADCに関わっており、グラフィックデザイナーの故ミルトン・グレイザー氏とともに「Designism Award」を創設するなど、社会的・文化的変革を促す取り組みを推進してきた。
