復活を熱烈に支持する人のひとりが、元SUBARU宣伝部長の岡田貴浩さん。SUVや軽自動車など、実用性が重視される現代。HONDAはあえてこのクルマを出すことに意義があると強調します。
7月末に公開したプレリュードの先行情報サイト
彼女を乗せてドライブに行く「デートカー」の代表
HONDA「プレリュード」が9月の発売に向け、プロモーションを開始しています。と言っても、これを読んでいる若い方は「プレリュード」を知らないのではないでしょうか。
直近の5代目プレリュードが販売を終了したのが2001年。実に24年ぶりの復活となるわけです。しかもその全盛期は初代、2代目、3代目くらいの1980年代がピークであり、私としては30年以上ぶりの気持ちです。
私が自動車免許を取ったのが1980年ですが、初代は1978年に発売され「デートカー」として大ブームを巻き起こしていました。当時は免許を取って彼女とドライブに行くことが大学生の憧れでもあり、その時に乗りたいクルマのダントツナンバーワンだったのが、この2ドアクーペ「プレリュード」でした。その後2代目まで「国産デートカー」として確固たる地位を誇っていました(「デートカー」はHONDAが公式に呼んだわけでないと思いますが、当時の代表的な形容詞になっていました)。
では、四半世紀ぶりに復活した「デートカー」はどんなコンセプトなのでしょう。HONDAの広報資料を確認します。
新型PRELUDEは、大空を自由にどこまでも飛べるグライダーを発想の起点とし、優雅に滑空するような高揚感と非日常のときめきを感じさせるクルマを目指し、「UNLIMITED GLIDE」をグランドコンセプトとしました。(ニュースリリースより引用)
いまひとつわかりにくいので、別に掲載された開発責任者の言葉を探します。
このスポーツカーの開発プロジェクトが目指したのは、「こんなスポーツカーがあったらいいな」というユーザーの潜在需要を掘り起こしながら、新しい時代の先駆けとなるクルマ。その車名には、「前奏曲」の意味を持つ「PRELUDE」がふさわしいと思ったんです。(中略)実用性の高いクルマが好まれるトレンドのなかで、「クーペの役割とはなんだろう?」と自問自答したときに、クーペだからこその「ときめき」があるはずだと思ったんです。例えば、「誰とどこへ行こう」「何をしに行こう」と考える際に、クーペならではのデザインのかっこよさやスポーティーな運動性能といった特別感に心が動く人たちもいるはず。そうしたワクワク感があるスペシャルなクルマを目指し、歴代のPRELUDEの伝統でもあるクーペにこだわりました。(PRELUDE 開発責任者・山上智行氏インタビューより引用)
