映画『8番出口』と連動、東京メトロが謎解きゲームを開催 都市内の回遊促す

東京メトロは8月29日から、都内の地下鉄駅を舞台とした体験型イベント「映画『8番出口』東京メトロ脱出ゲーム」を開催する。実写映画『8番出口』の公開日にあわせた展開で、期間は11月3日まで。参加者は専用キットを使い、駅構内に仕掛けられた“異変”を探しながら謎を解き進め、最終的に「8番出口」からの脱出を目指す内容だ。

イメージ 「映画『8番出口』東京メトロ脱出ゲーム」を開催

映画・ゲーム双方の世界観を活用

参加者はまず、特設Webサイトか一部の施設で販売される謎解きキット(3300円)を入手。キットの指示に従って都内の指定駅へ向かい、現地で発見する暗号やヒントをもとに、構内に潜む“異変”を見つけ出す。

進行に必要な情報はすべてスマートフォンを通じて取得し、カメラ機能の使用が前提となる。異変の検知と謎解きを繰り返すことでゲームが進行し、最終地点「8番出口」にたどり着く。ゲームは個人で参加可能だが、複数人での挑戦にも対応している。

都市内の観光促す施策に注力

東京メトロは今回の脱出ゲームを、観光促進施策の一環と位置付ける。同社は3月に、交通・観光プラットフォーム事業を展開するリンクティビティと共同で、主要観光施設と地下鉄乗車券を組み合わせた「Tokyo City Pass」を発売しており、都市内観光をテーマとした企画を継続して展開している。

実写映画版は5月、カンヌ国際映画祭のミッドナイトスクリーニングに出品され、2300人の観客から8分間にわたる拍手喝采を受けた。主演は俳優・二宮和也で、無限ループする地下通路をさまよう「迷う男」を演じる。女優・小松菜奈らが共演し、地下鉄の音や空気感など、日本の地下鉄ならではの要素を取り入れた。

原作となるゲーム「8番出口」は、地下鉄通路で同じ景色が繰り返される中、微細な“異変”を見つけて出口を探すというシンプルな構造で注目を集めた。2023年11月にPC向けに発売された後、Nintendo SwitchやPlayStation、など複数プラットフォームに展開し、累計ダウンロード数は140万を超える。

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