明治は8月11日から12日の2日間、東京・新宿の「サナギ新宿」前イベントスペースにて、「きのこの山・たけのこの里」の“どっち派”をAIで判定する体験イベントを開催する。
「きのこの山」と「たけのこの里」は、どちらが好みかをめぐる“きのこ派・たけのこ派論争”でも知られるロングセラー菓子。「きのこの山」は2025年に発売50周年を迎える。これを記念して実施された世界20カ国を対象とする調査では、14カ国が「きのこ派」と回答。一方、日本では47都道府県中46が「たけのこ派」と答えるなど、国内外で嗜好の傾向に違いが見られた。
今回のイベントでは、最新AI「MOTHER(マザー)」を使って、来場者の顔写真から“潜在的などっち派”を判定するという取り組みを実施。従来の好みや思い込みにとらわれず、客観的に嗜好を導き出すことを目指している。
MOTHERによる体験イメージ。
MOTHERでは、同社社員の顔画像と嗜好データ、約167万パターンをもとに構築されたデータベースを使用し、先入観に左右されないAI判定が可能。大阪・関西万博の複数のパビリオンに関わる技術チームと共同開発された。
体験イベントでは、まず参加者が自分の“自覚している派閥”を申告し、その後AIによる顔解析を受ける形式。結果に応じて、オリジナルグッズや限定スリーブ、認定証が配布される。また、判定結果に合わせた「初めての気持ちで食べる一粒」として、実際の商品を試食できる企画も用意されている。
同時に、自宅からでも参加できるWeb版「MOTHER」も公開される。スマートフォンで顔写真を撮影し、特設サイトにアクセスすることで、イベント会場と同様の判定が受けられる仕組みだ。




