8月24日まで、東京・代官山の代官山ヒルサイドフォーラムで写真家 瀧本幹也氏の撮影による、吉沢亮さん写真展『FOSS』が開催中だ。そして、近隣の旧朝倉家住宅では、そのサテライト展示となる「FOSS Satellite Exhibition Mikiya Takimoto」も同日まで開催している。
2024年、約3ヶ月に及んだ映画『国宝』撮影を終えた吉沢亮さんが向かったのは、白夜のアイスランド。圧倒的な自然の力強さと繊細さが広がる大地で撮影を行い、今年6月に完成したのが写真集『FOSS』だ。
撮影を手がけた瀧本氏は、NHK 大河ドラマ『⻘天を衝け』の後半メインビジュアル、Apple iPnohe 16 Proで撮影された是枝裕和監督作品『Last scene』、サントリー緑茶 伊右衛門、大塚製薬 ポカリスエット、SUNTORY WORLD WHISKY 碧Aoなどの広告や映像を手がけ、国内外、さまざまな領域で活躍。2024年には、『LUMIÈRE』『PRIÈRE』という2冊の写真集も刊行している。
「地球が生まれる神秘の国 “アイスランド”」で瀧本氏自ら撮影地を探し、溶岩の大地や氷河などの雄大な自然の中、吉沢さんは撮影に挑んだという。特に滝の目の前で撮ったカットは大変印象的で気に入っていたことから、写真集のタイトルをアイスランド語で「滝」を意味する『FOSS』にした。本展では、写真集から選りすぐりの約50点が展示されている。
会場に入って来場者が最初に見るのは、滝の前にたたずむ吉沢さんの写真。 “滝” を意味するタイトル「FOSS」にちなんだインスタレーションが展開されているのだ。「とてもダイナミックな滝だったため、現地を訪れなくても少しでもその場にいるような体験をしていただけるよう、大判に仕上げました」と瀧本氏が語っているように、一枚物の手漉き和紙(2400×3400mm)にプリントしており、その迫力と気配が伝わってくる空間構成になっている。
吉沢亮写真展『FOSS』
本展から歩いて2分の位置にある「重要文化財 旧朝倉家住宅」では、サテライト展示「FOSS Satellite Exhibition Mikiya Takimoto」が開催されている。大正期の和風住宅の室内にまるで掛け軸のように飾られた写真は、同じ被写体でありながら違う趣を見せる。写真と併せて、朝倉家の空間も楽しむことができるだろう。
いずれも8月24日までの開催となる。
旧朝倉家住宅で開催中の「FOSS Satellite Exhibition Mikiya Takimoto」
FOSS
期間:開催中、 8月24日(日) まで。
会場:代官山ヒルサイドフォーラム
時間:午前11時~午後8時(最終入場:午後7時30分)
※ 最終日8月24日のみ(最終入場:午後4時30分)
入場料 1,500円(税込)小学生以下無料
FOSS Satellite Exhibition Mikiya Takimoto
FOSS Satellite Exhibition Mikiya Takimoto
会場:旧朝倉家住宅(代官山ヒルサイドテラスから徒歩2分)
会期: 開催中、8月24日(日) まで。(月曜休館)
時間:午前10時~午後6時(入館午後5時30分まで)
観覧料:一般 個人500円/小中学生 個人50円
渋谷区民 個人200円








