花王の主力ヘルスケアブランド「めぐりズム」は8月25日、さらなるグローバルブランド化を目指し、リブランディングの実施を発表した。看板商品である「蒸気でホットアイマスク」を刷新し、新たに「蒸気めぐるアイマスク」として8月30日に発売する。首もとシートや足シートも名称およびパッケージを変更し、「蒸気めぐるシリーズ」として展開を広げる。
ブランドスローガンは“ぐるぐる好循環”
2005年に誕生した「めぐりズム」は、疲れた身体を温め、心まで癒すことを目的としたヘルスケアブランド。中でも「蒸気でホットアイマスク」は2007年の発売以来、国内外で長年親しまれたロングセラー商品。旅行者の土産としても定着しており、特にアジア圏で高い人気を誇っている。
今回のリブランディングでは、“ぐるぐる好循環”というスローガンのもと、ブランドとしての価値提案を再定義。使うたびに心と身体に心地よさがめぐり、日常に小さなリセットをもたらす体験の提供を目指している。
新たに登場する「蒸気めぐるアイマスク」は、従来品に比べて大幅に改良。約40℃の蒸気浴を保つ不織布は、厚み約2.6倍、保温性約1.5倍を実現。さらに、顔の凹凸により密着するようシートの伸縮性を向上させ、目元にしっかりフィットする設計となった。
グローバル戦略の加速へ アジア横断プロジェクト
また今回のリブランディングでは、グローバル戦略を本格化させた。商品開発やパッケージデザインにおいては同ブランドとして初めて、日本に加え、花王上海、花王台湾、韓国のカネボウコスメティックスが参加するクロスボーダーなプロジェクト体制を構築。各国・地域における生活者調査をはじめ、新商品のコンセプト開発、ロゴやパッケージデザインの策定までを共同で進行し、共通のブランド価値を創り上げた。
9月以降はアジア各国でも「蒸気めぐるシリーズ」を順次展開予定。今後はグローバル市場における認知拡大とファン獲得を狙う。
