ファッション雑誌販売などを手掛ける宝島社は8月5日、自社玩具ブランド「宝島社トイズ」を立ち上げ、新商品の発売を開始した。ブランドコンセプトとして「いつもドキドキワクワク!楽しく元気に!」をテーマに、開封しないと中身がわからない「ブラインドパックトイ」を主力商品とし、今後はオリジナルキャラクターの開発や人気コンテンツとのコラボレーションも展開していくという。
同社はこれまでも、書籍・雑誌の枠を超えた「マルチメディア商品」の開発に注力してきた。今回の新ブランドは子どもたちに楽しんでもらえるコンテンツをつくりたいという思いから実現した。商品は全国の書店やコンビニエンスストア、家電量販店・玩具店で販売する。
同社開発局局⾧ 清水弘一氏は「『宝島社トイズ』は、社会に驚きと楽しさをたくさん提供してきた出版社の宝島社が始めた新しいチャレンジです。メインの玩具は、カプセルトイやくじのように、パッケージを開けるまで中身がわからないブラインド商品ですが、とにかく「アタリ」が出る確率が圧倒的に高いです。今後も常に驚きを提供したいと思っています」とコメントしている。
8月28日から開催中の国内最大級の玩具業界見本市「東京おもちゃショー」にも出展している。
今年1月に発売した「ぷにゅっとのびる! わくわくハッピーうんちーずBOOK」は、2カ月間で6万個が完売。8月には第2弾の発売も開始した。
「東京おもちゃショー」に出展している「まわして新発見!ふしぎ理科サイエンススピナーBOOK」。知育・感覚遊びの側面を持つハンドスピナー。デジタルに偏る現代の子どもたちにとって、「手を使って遊ぶ」ことの価値が再注目されているという。




