「朝は寒くて、昼は暑い」 着るものに困る「寒暖差問題」にワークマンが新商品で対応

前年比8倍の125万点を生産

ワークマンは9月1日、東京国際フォーラム(東京・千代田)で開催した秋冬新製品発表会「WORKMAN EXPO 2025秋冬」において、気温変化に強い断熱ウェア「XShelter(エックスシェルター) 断熱ウェア」の販売強化を発表した。2025年度は25アイテムを展開し、生産数は前年比8倍の125万点にのぼる。新素材によって断熱性の向上と軽量化を実現し、寒暖差が大きい秋冬に「何を着て外出すればよいか分からない」という消費者の悩みに応える。

写真 発表会の様子

発表会では、ケチャップをこぼしても簡単に落ちることをデモンストレーション

「XShelter」は、熱エネルギーを遮断する断熱機能で外気を遮り、衣服内を30~33℃の快適な温度に保つことができる。そのため、冬場の暖かい日や寒暖差の激しい時期でも着用できる点が強みだ。

ラインナップには「XShelter断熱βライトウォームジャケット」(税込2900円)や「同ストレッチパンツ」(同)などに加え、子ども用やプレミアム商品も揃えている。

今回は新たに断熱シート「断熱β」を採用した。断熱性能は従来比で20%向上したほか、伸縮性の改善や軽量化も実現している。発表会のデモンストレーションでは、80~100度のホットプレート上に新素材を置き、その上に氷を載せたところ、通常の生地と比べて溶けるまでの時間は6倍となり、昨年開発した生地と比べても2分長持ちする結果となった。

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