「MAD STARS(釜山国際マーケティング広告祭)」は8月29日、2025年度のアワードの受賞結果を発表した。今回は「AI-vertising, AI Advertising Marketing Era」をテーマに、カンファレンスやアワードの贈賞式が実施された。
MAD STARSは韓国を拠点としている国際広告賞で、アジアで唯一、全世界から応募された作品を対象としている。本年度は75の国と地域から336人が審査を担当した。
今年のグランプリ・オブ・ザイヤー(年間最優秀賞)に選ばれたのは2作品。
側弯症患者へのケアの変革を目指すNPO団体Scoliosis Philippinesによる「Scoliosis #StripesFitCheck」は、側弯症の早期発見および受診を促進した企画。フィリピンでは約340万人が側弯症を抱えており、改善には早期の受診が大切だとされている。本企画では「#StripesFitCheck」というハッシュタグキャンペーンで横縞模様のTシャツを着ることを促し、肩や腰、肋骨の左右差の可視化を促した。
フィリピン国内で数千人が取り組みに参加し、マクドナルドのボーダー柄キャラクター「ハンバーグラー」もキャンペーンに参加。ついには全国規模での啓発を促進するため「ナショナル・ストライプス・デー」が制定された。
