映像表現にドローン&クレーンを駆使
キリンビールは、目黒蓮が出演する「キリンビール 晴れ風」の新テレビCM「晴、風、土。」収穫篇を8月25日から放映している。秋田県横手市のホップ畑で、目黒がホップ農家の収穫作業に初挑戦。汗だくになりながら実際の農作業に取り組む姿のリアリティと、それを引き出すために用いられたドローンやクレーンによる映像表現が特徴だ。
「キリンビール 晴れ風」 新テレビCM「晴、風、土。」収穫篇
「晴れ風」に使用される国産希少ホップ「IBUKI」の採れたての爽やかな香りに感動した目黒は、「これがまさに『晴れ風』になっているんですね」と驚きを示した。その後、作業用ヘルメットと長靴を身につけ、クレーンに乗って本格的な収穫作業に没頭した。
CM制作では、目黒が1本1本を実際に収穫。気温40度近い炎天下、遮るものがない環境の中で汗を流しながら取り組む姿を通じ、リアリティを徹底的に追求した。
晴れ風 「晴、風、土。」収穫篇 (30秒)
映像表現では、ホップ畑を吹き抜ける風の爽やかさや、豊かな黒土を可視化する工夫も凝らした。風はドローンやクレーンを駆使し、有機的に通り抜けるような柔らかなアングルを意識。土はカメラを近づけたり遠ざけたりする移動撮影技法「ドリーワーク」によって、じっくりと見せる演出を採用した。
CluB_Aの後藤匠平ディレクターは「汗だくになりながら収穫する姿は今までに見たことのないグッとくる絵を撮る事ができた」と話した。
2024年4月に発売された「晴れ風」は、麦芽100%による豊かなうまみと、国産希少ホップ「IBUKI」がもたらす爽やかな香りが特徴だ。2025年4月15日からは飲食店での取り扱いも始まり、約3カ月で導入店舗数は年間目標の1万5000店に到達。当初計画を上回る1.2倍の1万8000店へと目標を引き上げた。
売上の一部を自治体に寄付する「晴れ風ACTION」を実施し、日本の風物詩を守る活動を展開している。その一環として、各地で中止となった花火玉を全国から集め、大阪・関西万博で打ち上げる「晴れ風ACTION特別共催 未来につなぐ希望の花火」を8月23日に実施した。
マーケティング担当の村井志帆氏によると、中止となった花火大会の自治体からは「一度は中止になった花火大会が、万博でこれほど多くの方に見てもらえるとは、まるで奇跡のようだ」「今回をきっかけに、来年の開催を目指したい」との声が寄せられたという。

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