ユナイテッドアローズと茨城県境町は、2024年に締結した包括連携パートナーシップの取り組みの一環として、地域の魅力をファッションの力で発信するプロジェクトを継続的に展開している。境町は、都内から車で約1時間半というアクセスの良さに加え、ふるさと納税寄付額7年連続関東1位、「子育て支援日本一」を掲げた手厚い支援制度など、多くの移住者を集める。ユナイテッドアローズは、セレクトショップ出自の“編集力”を活かし、地域の魅力を再編集・提案する「町の応援団」として、境町とともに新たな地方創生モデルの構築を進める。
パートナーシップの第1弾として、2024年12月には建築家の隈研吾氏が設計した町の観光案内所「ユナイテッドアローズ スタンド」が設置されたほか、ユナイテッドアローズ(UA)編集による町の広報誌「SAKAIMACHI GUIDE」の配布、町営小中学校の体操服のプロデュース、UAオリジナルデザインの境町を走る自動運転バス・境町~東京駅間を結ぶ高速バスなどの取り組みが進んでいる。
町の魅力をUAの視点で発信「ユナイテッドアローズ スタンド」
町の広報誌 「SAKAIMACHI GUIDE 」Produced by UNITED ARROWS
また2025年9月4日にパートナーシップの第2弾として、国内最大級の規模を誇る「利根川大花火大会」(事務局・境町観光協会、後援・境町など)のスタッフTシャツのデザイン、境町役場スタッフが着用するポロシャツのデザインもユナイテッドアローズが担当することが発表された。
BEAMSは出雲大社・日光東照宮・善光寺など景勝地と地域共創
ユナイテッドアローズとならぶセレクトショップの雄であるBEAMSを運営するビームス社も同じく地域共創に力を入れる。ビームスは日本の魅力を発信する「BEAMS JAPAN」事業の一環で地域共創型出店プロジェクト「BEAMS JAPAN GATE STORE」を行っている。
同プロジェクトでは、2021年から期間限定出店を進め、2022年12月の島根・出雲大社参道の常設一号店を皮切りに、その後23年4月に栃木・日光東照宮参道、24年4月に広島・宮島と兵庫・神戸に、24年7月に長野・善光寺境内に、24年9月に京都・舞鶴にそれぞれBEAMS JAPANの常設店舗をオープンしている。
国内の名所・景勝地や地域のランドマークに出店し、その土地をよく知る地元の人々や事業者と協力しながら、ローカルに根ざした新しい土産物開発や店舗運営を行う。工芸品や名産品などを手がける地元事業者とBEAMS JAPANが共に開発した、地域の魅力がつまった店舗限定の土産物を取り揃え、日本の技術が光るプロダクト、伝統に裏付けされた各地の名品など、日本のモノやコトの魅力を国内外に発信している。









