セイコー、世界陸上合わせ“瞬間の価値”伝える「コラボカフェ」 銀座線ジャックに新聞広告も

セイコーグループは、9月13日から開催される「東京2025世界陸上競技選手権大会」に合わせ、会場の国立競技場近くのロイヤルガーデンカフェ青山でコラボカフェ「Seiko 0.001 cafe」を9月11日から期間限定で展開する。さらに銀座線ジャックや競技場周辺の展示、子ども向け短距離教室など複数の施策を通じて、ブランドメッセージ「A TRUE MOMENT(真の瞬間)」を若者・女性・インバウンド層まで広く伝えていく。

コラボカフェ「Seiko 0.001 cafe」の店内

コラボカフェ「Seiko 0.001 cafe」の店内

ブランドメッセージを可視化するカフェ

コラボカフェ「Seiko 0.001 cafe」は、9月21日まで実施されている。世界陸上の会場となる国立競技場の至近に位置し、大会に訪れる観戦客や選手を含めた多様な来場者に向けて、食と空間を通じてブランドメッセージを表現する。

その狙いについて、常務執行役員の金川宏美氏は「スポーツの記録は数値で表されるが、その背景には選手の努力や緊張、歓喜がある。スタートの静けさやゴールの瞬間に込められた思いを千分の1秒で刻むことが私たちの役割であり、カフェを通じてそうした一瞬の価値を感じてもらいたい」と語る。

写真 人物 「スポーツの記録の裏には努力や歓喜がある。その一瞬を千分の1秒で刻むことが私たちの役割」と語る常務執行役員の金川宏美氏

「スポーツの記録の裏には努力や歓喜がある。その一瞬を千分の1秒で刻むことが私たちの役割」と語る常務執行役員の金川宏美氏

店内には、19大会連続で世界陸上のオフィシャルタイマーを担うセイコーの歩みを示す展示を設けた。入口には実際に使用されるスポーツタイマーが設置した「フォトスポット」を展開。コーポレートブランディング部の稲村彰映マネージャーは「年表や写真は壁一面に並べるのではなく、食事や会話の合間に自然に目に入るようにした。当社の歴史やメッセージを一方的に押し付けるのではなく、ふと体感してもらえる配置を心掛けた」と語る。

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