読んで飲みたくなったら買える、「ふくしまの酒」をテーマに8年目の「おくる福島民報」

福島民報は、県外にいる県民に向けて故郷の情報を届けることができる『おくる福島民報』を、8月21日の福島県民の日に実施した。8年目となる今年のテーマは「ふくしまの酒」。多様なデザインのグラスに入ったお酒が、紙面一杯に並ぶ。

「2025年は福島県が全国新酒鑑評会で3年ぶりに都道府県別の金賞数日本一に返り咲いたニュースを受けて、福島県産酒をテーマに飲み比べ、ならぬ‟読み比べ“ができる紙面と特集を企画しています。読んで飲みたくなったら、そのまま掲載の日本酒を買うこともできます」と、クリエイティブディレクター熊谷由紀氏。

同じ米と水から生まれるのに、製法や米の選び方を少し変えるだけでも全く違う味わいになる。そんな福島の日本酒の面白さ・奥深さを、福島民報の徹底した取材をもとに読み比べで伝えることをコンセプトとした。

「撮影中試飲をたくさんさせていただきましたが、本当に味が全然違いました。単なる辛口・甘口だけでない味の奥行きや蔵ごとの味のこだわりが文面だけで伝わるように、できるだけ文字を削ぎ落とし、端的に伝わるようチームで組み立てています」(コピーライター 古杉佑太郎氏)

アートディレクター 小林千秋氏は、今年のデザインについて次のように話す。

「福島の日本酒が月明かりの夜に集い、輪を描くように並ぶ風景を思い描きました。その土地の水や米の個性を映す一杯を、グラスと小さな料理とともに。
初めて日本酒に触れる方にも親しみやすいかたちで表現しました」

今年は、福島県観光物産館のもと、店舗での売り場展開と共にオンラインサイトでも日本酒を購入できるように連携している。また、8月21日の福島県民の日には、郡山市の商業施設「モルティ」1階に「おくる福島民報」ブースを設置。来場者は県外にいる家族や友人に「おくる福島民報」を発送した。

「これまでは福島県やそれぞれのエリアをモチーフにするデザインが中心でしたが、今年は大きくプロダクトに絞って行ったことで、イベントに来た方々からも、『今年のはこれまでと違って新鮮だね!』『夏っぽくて爽やかでいいね』などさまざまな声を頂けています。 毎年、友人や家族への残暑見舞いのように使ってくださってる方も多く、8年間の積み重ねの重みを感じます。 また今年は各酒蔵や飲食店にも好評で、飾っていただいている方もいらっしゃいました。今後はこのデザインを飾りたい方のために販売店と連携して配布も行っていきたいと思います」(福島民報社 緑川雅樹氏)

スタッフリスト

企画制作 電通、bird and insect
CD 熊谷由紀
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C 姉川伊織、長島圭、古杉佑太郎
AD 小林千秋
D 大内忍
CPr 阿部浩二
Pr 三谷昂輝
BP 原田空輝
撮影 山田陽平
プロップST 川村恵美
フードST 竹中紘子
監修 山内聖子
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