市販のペンに装着された「大人のやる気ペン」。Amazonや楽天などのECサイトに加え、コクヨ公式オンラインショップや一部直営店でも販売されている
スマホ連携で「頑張り」を記録
「大人のやる気ペン」は、市販のペンなどに装着して使う小型IoTデバイス。デバイスに内蔵された加速度センサーが筆記動作を検知し、学習時間を「やる気パワー」として記録される。学習後にはBluetoothでスマートフォンの専用アプリにデータが転送され、日・週・月単位のグラフやカレンダーで確認できる。
「大人のやる気ペン」は、本体重量は約8グラム。直径9〜13ミリの筆記具に取り付けられる。付属のケース型充電器で充電すると、1日2時間の使用想定で約1週間動く
この専用アプリには、「取り組みの可視化」機能に加え、学習傾向に応じて「応援」や「励まし」のメッセージも届く。さらに、「やる気パワー」に応じてアバターがコマを進めるスゴロク機能もあり、アイテムの獲得やアバターのカスタマイズが可能。スゴロク上で他の利用者のアバターに出会うこともあり、「勉強のコツ」や「勉強する理由」などを知ることができる。「匿名性を保ちながら緩やかなつながりを得られる」という。
専用アプリを通じて、「勉強度合いの可視化」に加え、多様な仕組みでモチベーションの維持を目指す
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10代~50代など幅広い層から支持
10代~50代など幅広い層から支持
1月末からクラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」で先行で販売し、2月1日時点では同サイトの総合ランキング1位を記録。5月からの一般販売を開始した。購入者は当初30〜40代の社会人が中心だったが、10代や50代にも広がり、用途も資格試験やリスキリングに加え、親から子への贈答や家族での利用も見られる。利用者からは「連続日数を止めたくないためペンを持つように」「孤独な勉強もスゴロクで励まされる」「学習のハードルが下がった」といった声も寄せられているという。



