オダギリジョーが926匹の犬に囲まれる 生成AIで映像制作の選択肢が増加

電通クリエイティブピクチャーズは9月26日、エイベックス・ピクチャーズと共同で、生成AIで制作した背景を活用した動画を3本公開した。動画はオダギリジョーさんが脚本・監督・編集・出演を務める映画『THE オリバーな犬、(Gosh!!) このヤロウ MOVIE』のプロモーションとして制作された。

近年、映像制作の効率化が進む中、生成AIを活用する映像コンテンツも増加している。CM制作においても、生成AIを活用することで、撮影が難しい場所や架空の空間など映像背景の選択肢がこれまで以上に広がっている。

『926匹のわんちゃん篇』では、映画公開の日付に合わせ、AIで制作された926匹の犬にオダギリジョーさんが囲まれている。
『時速926㎞篇』では、高速で走る車の上にしがみつくオダギリジョーさんが「コンプラ的に大丈夫?」と問いかける。現実では撮影できない設定もAIを使い、リアルに表現されている。

電通クリエイティブピクチャーズは、映像制作の選択肢を増やし、クオリティも上げることをテーマに、新しい技術・機材などを積極的に活用する方法を研究・開発している。

その一環として社内に生成AI専門チームを設置し、「生成AIを組み込んだCM制作プロセス」の開発に取り組む。AI生成の精度を高めるノウハウを蓄積し、同社所属VFXスーパーバイザー、撮影・照明技師と連携することで高精度な合成を実現。制作現場で積極的に活用できる体制を整えている。

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