2020年創業のNOT A HOTELは、世界的建築家やクリエイターによる唯一無二の建築を、年10泊から必要な分だけ所有できるサービスです。また自分が購入したハウスだけでなく、全国にある拠点も相互に利用できるネットワーク制が特徴です。
NOT A HOTELでは、単なる人材採用にとどまらず、組織そのものを「ブランド」として育むことを重視。応募者が会社を知る最初の瞬間から入社後まで、一貫した体験を提供することで、自然に「この組織で働きたい」と思える環境を整えています。今回は、こうした採用戦略や組織づくりの考え方について、NOT A HOTELの HRでブランドマネージャーとして働く、西丸亮さんにお話を伺いました。
NOT A HOTELでは、単なる人材採用にとどまらず、組織そのものを「ブランド」として育むことを重視。応募者が会社を知る最初の瞬間から入社後まで、一貫した体験を提供することで、自然に「この組織で働きたい」と思える環境を整えています。今回は、こうした採用戦略や組織づくりの考え方について、NOT A HOTELの HRでブランドマネージャーとして働く、西丸亮さんにお話を伺いました。
創業期・成長期での採用戦略
──NOT A HOTELの採用戦略を教えてください。
NOT A HOTELは創業以来、事業拡大に合わせて段階的に採用を進めてきました。採用の加速は新拠点の開業と密接に連動しており、単に従業員を増やすのではなく、それぞれの専門性を持つ方を最適なタイミングで迎え入れることを大切にしています。
候補者の方々に魅力を感じていただける大きな要素は、やはり私たちのプロダクトです。建築やテクノロジー、そこで過ごす時間の心地よさを体感していただくことで、入社後のイメージを自然に思い描いていただけるように工夫しています。
また、採用イベントも一方的な情報発信ではなく、実際の拠点やオフィスに足を運んでいただき、空間そのものを体験していただく場としています。候補者にとっての体験を丁寧に設計することで、プロダクトと組織の魅力をより深く届けられると考えています。
入社後もプロダクトへの理解を深めるために「社員遠足」と題した施策を実施。社員だけでなく、その家族やパートナーも参加し、NOT A HOTELを体感してもらう取り組み。写真は、開業前の NOT A HOTEL ISHIGAKI EARTH。
──創業期からこれまでの採用の歩みをお聞かせください。
創業当初はまず、プロダクトの中核となる建築チーム(建築プロジェクトマネージャーや意匠設計者など)、オーナー体験を高めるソフトウェアチーム(アプリケーション開発者やスマートホームエンジニアなど)、そして拠点運営を担うホテルマネジメントチーム(シェフやサービススタッフ)の採用を中心に進めました。
