10月3日より、東京・六本木の東京ミッドタウン・デザインハブで第116回企画展「JAGDA Exhibition 2025」が始まる。
本展では、JAGDA(日本グラフィックデザイン協会)の全国的なネットワークを活かし、北海道、東北、関東甲信越、東京、中部、関西、中四国、九州の8地域を牽引するベテランから若手まで、計40名による近作を一挙に展示。多様な視点による日本のデザインの現在地を見ることができる。
また、本展では、参加デザイナーが地域ごとに8種の告知ビジュアルを制作。作品とともに会場で展示している。
企画を手がけたのは、JAGDA展覧会委員会(委員長:木住野彰悟、副委員長:田部井美奈、鎌田順也、藤田佳子、村上雅士)。
本展のステートメント(コピーライティング:安藤隆氏)には、次のように書かれている。
Japan Graphic Design Association=JAGDAは文字通り日本のデザインの今、を発信するグラフィックデザイナーの集団。新しい表現をうかがい、息をひそめる全国の会員作品が、この秋東京で一堂に会します。
AIにすぐにも明け渡しそうな未来、なにやら力弱まる感の民主主義、世界が変になりかかっているというような危うさの空気が、生活の隅々に入り込んで私たちを軋ませています。
こんな今は、社会の新しい描きが求められているとき。デザインにとっては大きな出番のときと。この国のグラフィックデザイナーは、曇天を切り裂くどんなメッセージを放ってくれるのでしょう。
みな世界へは等距離。一堂に会すは列島同時多発デザイン。すべて生命の始まりは混沌と熱だという。ならばその熱さが未知なる日本発デザインへの出発ともなれと願う。
オープニングとなる10月3日には、トークイベントも開催(要申し込み)。木住野彰悟氏、田部井美奈氏の進行で、各地域から8名のグラフィックデザイナーが登壇する。
| JAGDA Exhibition 2025 | |
| 会期 | 10月3日(金)~26日(日) |
| 会場 | 東京ミッドタウン・デザインハブ |
| 時間 | 11時~19時 |
| 会期中無休 入場無料 |
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参加デザイナー
[北海道]大橋菜々、菊地和広、小山 桃、新林七也、寺尾功司
[東北]字と図(青森)、牧野沙紀(岩手)、太田サヤカ(宮城)、石川マサル(秋田)、アイハラケンジ(山形)
[関東甲信越]竹越萠野(茨城)、青栁 徹(栃木)、相澤幸彦(神奈川)、崎山直人(長野)、西村隆行(新潟)
[東京]石田和幸、柏木美月、相楽賢太郎、中野築月、山下ともこ
[中部]柿本萌(富山)、松澤桂(石川)、鷲見栄児(岐阜)、齋藤智仁(静岡)、白澤真生(愛知)
[関西]長砂佐紀子(京都)、大槻智央、竹広信吾、増永明子(以上、大阪)、近藤 聡(兵庫)
[中四国]石川誠規(鳥取)、瀧尻悟史(島根)、広本理絵(広島)、大東浩司(徳島)、安藤里実(愛媛)
[九州]永尾仁(福岡)、亀井樹世(長崎)、米村知倫(大分)、小野信介(宮崎)、冨永功太郎(鹿児島)









