キャラクターIP活用の実態調査、約9割が成功を実感

エイスリーグループ(東京・渋谷)のエイスリーとA3Xは、BtoC向け商品・サービスを展開する企業のマーケティング責任者・担当者のうち、過去1年以内にキャラクターIPを起用した施策に携わった111人を対象に、キャラクターIP効果測定の実態調査を行った。

調査でキャラクターIPを起用した目的を訪ねると、「ブランドイメージの向上」が51.4%、「SNSでの話題化・拡散」が48.6%、「売上・販売数の増加」が45.9%という回答となった。続いて、キャラクターIPを起用した際に、施策のROI(費用対効果)まで把握できたかの質問には、「明確に把握できていた」が27.9%、「ある程度把握できていた」が57.7%で、多くの企業がキャラクターIPの起用時のROIを測定している。

イメージ 図

さらに、キャラクターIPを選定した決め手として、「自社顧客とIPファン層の属性データの一致度」が57.7%、「外部専門家のアドバイス」が46.8%、「競合他社の活用実績」が45.0%と続いた。また人タレントと比較した際の「キャラクターIPの強み」は、「ファン層が明確で訴求しやすい」が51.4%、「長期的な起用が可能」が44.1%、「グローバル展開がしやすい」が42.3%、などが上位に挙がった。

イメージ 図

続いて、キャラクターIPを起用した施策が成功したかの問いには、「非常に成功した」が25.2%、「やや成功した」が62.2%という回答で、9割近くが成功を実感した結果となった。成功したと判断した理由は、「売上目標を達成できたから」が58.8%、「SNSで大きな話題になったから」が44.3%、「ターゲット層に効果的に訴求できたから」が41.2%という回答だった。

イメージ 図

今回の調査では、キャラクターIP活用が一定の成果を上げている一方で、ターゲット層の明確化(自社顧客とIPファン層の属性データの一致度)に一部課題があることが明らかになった。特に、人タレントと比較したキャラクターIPの強みとして「ファン層が明確で訴求しやすい」(51.4%)が挙げられ、より精緻なデータ分析を行い、博打ではないキャラクターIPの起用をしていくことで、さらなる施策効果の向上が期待できる。

advertimes_endmark


この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ