キユーピーは10月6日から2週間、「GREEN KEWPIE」 のドレッシングなどを使った限定メニューを販売するイベント「Try! Plant Based Foods」を、青山学院大学の青山キャンパスで学生向けに開催している。
キユーピーと青山学院大学は2024年12月から、産学連携の取り組みとして「『おいしい』で変わる未来!キユーピー×青山学院大学プロジェクト」を開始していた。
本プロジェクトは、「地球と人の双方が持続可能な食生活を実現したい」というGREEN KEWPIEのコンセプトに共感した青山学院大学経営学部の学生が、GREEN KEWPIE の認知を広げ、そのおいしさを知ってもらうために、学生ならではの発想を生かしてマーケティング施策を考案し、実現に向けてキユーピーとともに取り組むものだ。
前期の半年間で企画案を絞り、2025 年7 月から企画実現に向けた準備を始めた。本イベントは、同プロジェクトの集大成という位置付けとなっている。
GREEN KEWPIE は、サステナブルな食をテーマにプラントベースフードを展開するブランド。
本プロジェクトに参加する学生は、イベントを企画するにあたり、まず学内の同世代を対象に食生活の実態を徹底的に分析。研究・勉学にストイックなタイプや、趣味に熱中するタイプなど多様な学生像(ペルソナ)を導いた。
誰もがプラントベースフードを身近に感じられるメニューを目指して開発し、プラントベースフードだけでつくったメニューや、これまで食べたことがない人にも試してもらいすいように、鶏肉やサーモンといった動物性の原材料を使うメニューを用意し、ライフスタイルや食嗜好に合わせて選びやすいラインアップに仕上げたという。
イベント初日にキッチンカーの前で呼び込みをする、プロジェクトに参加している大学生ら。
学生たちが定めた今回のターゲットは、「無意識タリアン」。
「これは『無意識的に野菜を摂取するベジタリアン』を意味する私たちがつくった造語で、健康を強く意識していないライト層にも、このメニューを通じて自然とプラントベースフードに親しんでもらいたいという思いを込めています」(プロジェクトに参加する学生)。
「てりやきサラダチキンサンド」や、「プラントベース三色丼」など、10月6日から1週間ごとに3メニューずつ、計6メニューを2週間にわたって、屋外に臨時設置するブースで販売する。価格は学生が手に取りやすいワンコイン(税込500円)としている。
「プラントベースフードに対する『おいしくなさそう』という先入観を崩すため、メニューの『見た目』に最もこだわった。学生がおしゃれで手に取りやすいと感じるような綺麗な盛り付けを重視し、まず『美味しそう』と思ってもらうことで、実食へのハードルを下げたいと考えている。また、学んだ単純接触効果(ザイアンス効果)を応用し、学内の至る所にポスターや旗、看板を設置して学生がGREEN KEWPIEに触れる機会を意図的に多く設計した」とプロジェクトに参加する学生は語った。





