マクロミルと三菱UFJリサーチ&コンサルティングは10月9日、共同企画「2025年スポーツマーケティング基礎調査」の速報版を発表した。スポーツへの関心や参加・消費意向を通じて国内市場の実態を明らかにする調査で、2004年の開始以来22回目となる。
調査は9月2日〜4日に実施。全国の15~69歳(中学生を除く)男女2000人(男性1000人、女性1000人)を対象に、マクロミルの専用パネルを用いて行われた。
※以下図版はすべて「マクロミルと三菱UFJリサーチ&コンサルティングによる共同調査」より引用。
スポーツ参加市場は1.7兆円で横ばい
スタジアム観戦、用品購入、施設利用など、スポーツ活動にかかる過去1年間の支出総額は1兆7151億円と、前年とほぼ同水準だった。
一方、スタジアム・競技場での観戦経験者の割合は19.6%(昨年比0.7pt減)とやや減少。ただし観戦者1人あたりの平均観戦回数は4.2回(昨年比0.2回増)に伸びており、「観戦頻度」は増加傾向にある。観戦1回あたりの平均支出額は1万2058円(昨年比6.0%減)だった。
スポーツ参加市場規模。
スタジアム観戦にかかる出費(チケット代、交通費、飲食費、グッズ費、記念品等費/n=392)。
「好きなスポーツ」22年連続で野球が首位
「最も好きなスポーツ」は野球が22年連続第1位を維持し、上位のスポーツの中で唯一人気が上昇した。「よく観戦するスポーツ」でも野球は昨年より上昇し、ボクシングなどの格闘技も上位に入った。

