レモネードが20~30代女性に売れない理由とは 市場の隙間を狙うポッカサッポロ新商品

同年代の女性社員が部門の垣根を越えて企画

ポッカサッポロフード&ビバレッジは、レモネードの新商品「ため息をつきたくなる夜だから」を10月6日より全国の量販店で発売した。QPR(消費者購買履歴データ)によると、レモンフレーバー炭酸飲料は20~30代女性の支持が他の年代に比べて低いことが判明。その原因を「子供っぽい」といったイメージにあると考え、「大人向け」のレモネードを開発した。同年代の女性社員が部門を超えてチームを結成し、パッケージや中身にまでこだわった。数量限定で、在庫なくなり次第販売終了する。

写真 商品・製品

インテージの調査によると、果汁炭酸飲料は炭酸飲料カテゴリーの中で上位の市場規模を有しており、特にレモンフレーバーの果汁炭酸飲料は、2024年に2020年と比較して約1.2倍に伸長している。

一方で、20~30代女性におけるレモンフレーバー炭酸飲料の購入実態は、他の年齢層と比べて低い。ポッカサッポロフード&ビバレッジの調べで、この年代は既存のレモンフレーバー炭酸飲料の多くを「自分向けの商品」とは感じていないことが明らかになった。

その要因として同社は、外出先や職場で炭酸飲料を飲むことに対して「子どもっぽい」「幼い印象を与える」と感じる人が多い傾向があると推測している。

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