川崎のソウルフード“元祖ニュータンタンメン本舗”を脱炭素化、三菱化工機の産官学プロジェクト

川崎市、三菱化工機、飲食店「元祖ニュータンタンメン本舗を運営するみなもとは、水素エネルギーを使って調理する、元祖ニュータンタンメン本舗の人気メニュー「まぜタン」を11月2日に市内で開催する「みんなの川崎祭」で限定販売する。この取り組みは、川崎市高津区を拠点に「脱炭素をもっと楽しく」をテーマに活動する「まるっとサステナCAMP」のインターン(学生や若者世代)が考えた「脱炭素ラーメン」のアイデアに、三菱化工機と元祖ニュータンタンメン本舗が協力して実現したもので、このプロジェクト名を「水素|ノー炭炭(タンタン)メン本舗」と命名した。「川崎のソウルフード」と言われるニュータンタンメンを、三菱化工機の水素技術を応用した調理機器を活用し、みんなの川崎祭で初めて「水素エネルギーによる調理」で提供する。

みんなの川崎祭(川崎市役所本庁舎前・市役所広場)で販売される「まぜタン」1100円(税込)。また子ども向けに市内保育園で提供している辛くない「こどもタンタンメン」800円(税込)もこの日限りの100食限定で販売される。ロゴはナルトではなくH2(水素)をモチーフにしている。

みんなの川崎祭(川崎市役所本庁舎前・市役所広場)で販売される「まぜタン」1100円(税込)。また子ども向けに市内保育園で提供している辛くない「こどもタンタンメン」800円(税込)もこの日限りの100食限定で販売される。ロゴはナルトではなくH2(水素)をモチーフにしている。

学生のアイデアと過去の実績が結びついた「脱炭素ラーメン」構想

このプロジェクトは、まるっとサステナCAMPの学生インターンの田村奈々さんがワークショップで付箋に書いた「脱炭素ラーメン」という一言がきっかけとなった。「麺を茹でるエネルギーをガスから水素に置き換えれば、CO2を排出せずにラーメンがつくれるのではないか?」という発案から始まった。このアイデアに注目したのが、川崎市シティプロモーション推進室の都築直也氏だ。都築氏は、以前三菱化工機が川崎市主催のイベントで「水素ちゃんこ鍋」を披露していたことを覚えており、「学生のアイデア」と「企業の技術」という2つの着眼点から両者をつなぎ、今回のプロジェクトを構想した。

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