日本経済新聞社は10月23日、第74回日経広告賞の受賞結果を発表した。紙面広告を対象とする日経広告賞では、味の素による「見えないわたしに、みえてる料理。」の広告が大賞を受賞した。最優秀賞には健康保険組合連合会とサントリーホールディングスが選ばれた。
大賞を受賞した味の素の広告は、2025年3月17日付の日経新聞に掲載された。同社による料理レシピを音声で読み上げるサイト「音でみるレシピ SOUND RECIPE」を告知する内容で、視覚障害を持つ人の協力のもと企画された。
新聞広告では料理が好きな全盲の女性の姿と言葉とともに、サイトを紹介。誰もが料理を楽しめる世の中になるようにという願いが込められている。
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審査対象となったのは、2024年10月から2025年9月に日本経済新聞に掲載された広告。受賞作品は広告の目的やストーリー性の明確さ、表現方法の創造性、時代を捉えた先進性があるかといった基準をもとに各審査委員会で選考された。このほか各部門の最優秀賞は以下の通り。
●環境・サステナビリティー部門
・レンゴー
※環境大臣賞も受賞
●企業ブランド部門
・伊藤忠商事
●社会価値創造部門
・ヤマト運輸
●テクノロジー・コンサルティング部門
・サムスン電子ジャパン
●インダストリアル部門
・ニチレキグループ
●アセット部門
・三井住友海上火災保険
●ライフスタイル部門
・JR東海
●インフラ部門
・日本郵船
●エンターテインメント部門
・アシックス
●ソーシャル部門
・藤田医科大学
●ファッション・ビューティー部門
・ヴァンクリーフ&アーペル

