サンリオは10月30日、ハローキティが初のハリウッド映画化すると発表した。制作・配給はニュー・ライン・シネマとワーナー・ブラザース・ピクチャーズ・アニメーション。公開は2028年7月21日に予定されており、ワーナー・ブラザース・ピクチャーズよりグローバルで劇場公開される。
サンリオは、ハローキティをはじめ、マイメロディ、クロミ、ぐでたまなど、世代を超えて愛される数多くのキャラクターを軸に、笑顔を届けるビジネスを成長させてきた。商品展開のほか、デジタルを活用した様々なストーリー発信、ゲームやテーマパークでの体験などを通じて世界中とつながり、今後はファンやクリエイターなど様々な人々を結ぶIPプラットフォーマーへの進化を目指している。
サンリオによると、映画はサンリオのキャラクターとその価値観を広く届ける重要な表現手段であると言及。エンターテイメント企業としてクリエイティブな取り組みを牽引する基盤をさらに強化していく方針とした。
本作の内容については現在企画開発中。「思いやり」や「つながり」といったサンリオのキャラクターが長年大切にしてきた価値観を軸に、グローバルに世代や年齢を超えたエンターテイメントを提供するという。
代表取締役社長の辻󠄀 朋邦氏は、「ハローキティをはじめとするサンリオのキャラクターが、この度ワーナー・ブラザース・ピクチャーズとそのチームとのクリエイティブなパートナーシップを通じて、ついに映画館の大スクリーンに登場することを大変嬉しく思います。本作は、サンリオがハリウッドの世界でエンターテイメントの新たな道を切り拓く、非常に大きなマイルストーンとなります。当社は『One World, Connecting Smiles.(⼀⼈でも多くの⼈を笑顔にし、世界中に幸せの輪を広げていく)』というビジョンのもと、この映画を通じて、より多くの人々に笑顔を届けてまいります」と述べている。
本作は、ハローキティをはじめとするサンリオのキャラクターが、映画館のスクリーンに登場する記念すべき作品となる。世代を超えて愛されるキャラクターたちが、映画ならではの世界観で観る人すべてに笑顔を届けていくとした。
ハローキティは1974年に誕生し、年間約5万種類の商品が、130以上の国と地域で販売されている。本作では、ハローキティのほか、世界中で愛される様々なキャラクターが登場し、グローバルに劇場公開される予定だ。

