ZARAは10月30日、最新のグローバルストアコンセプトを採用した新旗艦店を大阪・心斎橋にオープンした。日本初となるブランドコンセプトカフェ「Zacaffè (ザカフェ)」を併設している。
「Zacaffè」は2024年、スペイン・マドリードの旗艦店内に初オープンしたブランドコンセプトカフェ。オープンするそれぞれの都市との文化的なつながりを築くことを目的としてデザインされている。これまで中国・南京、韓国・ソウルでもオープンしているが、今回の大阪・心斎橋は日本初のカフェ併設店舗となる。
大阪・心斎橋の店舗に併設される「Zacaffè」。カウンターには奈良県産の木製タイルを使用。フロアには天然の小石を敷き詰め、穏やかで力強い美しさを演出している。
店舗全体のデザインを手がけたのはZARAアーキテクチャースタジオ。約1900平方メートル、4フロアからなる店内ではZARAの最新のブランドイメージを体現している。また、オンラインとオフラインを融合した最新のテクノロジーも導入する予定。
テクノロジーを活用して導入予定なのは、ZARAのオンラインプラットフォームを通じた商品位置を確認できる機能のほか、オンラインで注文した商品を最短2時間で店舗受け取り可能になる機能。さらに、返品専用のチェックアウトエリア、カスタマーサービスデスク、オンライン注文商品の受け取りカウンター、最新スマートチェックアウトエリアも完備する。
チェックアウトエリア。
また今回の店舗では、日本建築における土間をデザインコンセプトにした、フットウェアとアクセサリーの専用スペースを設ける。パーソナルな接客サービスを通じて、より特別なショッピング体験を提供する予定。屋外と屋内の境界を緩やかにつなぐ空間として、親しみやすく、自然な開放感を感じられる構成としたという。そのほか、特別に設計された家具や独自のレイアウトによるブティックスペースも設置される。
また環境へ配慮し、空調や電力の使用状況を一元的にモニタリング。これにより、効率的なシステムの特定やメンテナンスの改善、エネルギー需要削減のための戦略立案を実現する。
土間をイメージしたフットウェアとアクセサリーのエリア。





