こだわりは台詞より“顔” 『牡丹と薔薇』を彷彿とさせるゼノール新CM

大鵬薬品工業は、俳優の小沢真珠を起用したゼノールの新テレビCM「ゼノールをぬる女性」篇を11月5日から放送している。

本CMでは、小沢さんが洋館に暮らす“貴婦人”に扮して登場。アンティーク家具や花々に囲まれたクラシックな空間の中で、痛いところにピンポイントで届くゼノールの手軽さをユーモアとエキセントリックな演技で表現している。

そして何といっても特徴的なのは小沢さんの“顔”。身体の痛みに悩む鬼気迫る表情やゼノールを見つけた時の「ゼノール!」という叫び、身体に塗った途端に浮かべる至福の笑みなど、台詞以上に表情のインパクトが絶大だ。

CMカットの一部。小沢さんの代表作『牡丹と薔薇』の香世を思わせるような世界観も見どころ。

CMカットの一部。小沢さんの代表作『牡丹と薔薇』の香世を思わせるような世界観も見どころ。

CMカットの一部。小沢さんの代表作『牡丹と薔薇』の香世を思わせるような世界観も見どころ。

CMカットの一部。小沢さんの代表作『牡丹と薔薇』の香世を思わせるような世界観も見どころ。

CMカットの一部。小沢さんの代表作『牡丹と薔薇』の香世を思わせるような世界観も見どころ。

クリエイティブディレクターを務めた松吉亨氏(東急エージェンシー)は、小沢さんと身体の痛みをケアするゼノールとの主従関係を面白く描けないか模索していたという。

「そこで、ストーリー自体はシンプルに削ぎ落しながら、洋館に佇む貴婦人とゼノールという世界観をつくりこみました。小沢さんは短尺勝負のCMへの理解がとても深く、演技のキレや瞬発力を存分に発揮していただきました。薬事関係で言えないことが多い中、鬼気迫る痛みからの安らぎの笑みと、その表情のインパクトや緩急が企画の重要な軸になっています」(松吉氏)。

小沢さんの様々な表情が、台詞以上に製品の魅力を伝える役割を果たしている。

小沢さんの様々な表情が、台詞以上に製品の魅力を伝える役割を果たしている。

メイキングカットの一部。本編では採用されなかったものも含め、様々な表情のパターンを検討した。

メイキングカットの一部。本編では採用されなかったものも含め、様々な表情のパターンを検討した。

メイキングカットの一部。本編では採用されなかったものも含め、様々な表情のパターンを検討した。

小沢さん自身も「ドラマと違って(CMは尺が)短いので、よりキレや瞬発力を大事にするようにしました。セリフも沢山あるわけではないので、一つひとつの演技もなるべく大きく、目もなるべく見開き、大きな演技を心がけました」とコメント。代表作のひとつであるドラマ『牡丹と薔薇』(2004年)をはじめ、エキセントリックな役柄を務めることが多い小沢さんの魅力を存分に発揮したCMに仕上がった。

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スタッフリスト

企画制作 東急エージェンシー+東急エージェンシープロミックス
CD+企画+C 松吉亨
企画 村山貴子、大淵源八、髙橋芳颯
AD 田中健太郎
D 飯岡萌音
STPL 森山奈月、齋藤晃平
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Pr 山梨敬輔
PM 秋澤風雅、劉佳睿
演出 田中聡
撮影 松石洪介
照明 竹本勝幸
美術 むらたあかね
編集 酒井よう
カラリスト 長谷川将広
ミキサー 村上祐司
ST 青柳裕美
HM 晋一朗
CAS 大井佳代子
PRプランナー 川原琢聖
AE 澁谷徳洋、林田卓也、齋木英二郎、富樫謙
出演 小沢真珠


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