新CMと新コーポレートロゴで若年層に訴求
富国生命保険(フコク生命)は、俳優の池田エライザを起用した新ブランドCM「それがわたし篇」を10月26日から公開している。池田演じる女性シンガーが、路上ライブでアンジェラ・アキの「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」を歌い上げる姿を通して、若者の複雑な感情に寄り添うストーリーを描く。
同日にコーポレートロゴやシンボルも刷新。「人と人の間に」というタグラインの元で、新しい時代を生き抜く若者を応援する存在を目指す。若年層の生命保険の加入率を上げるほか、現代の若者が抱える「生きづらさ」に焦点を当て、人の不安に寄り添う存在としての保険の価値を改めて訴求する狙いだ。
若者の「生きづらさ」に焦点を当てたフコク生命の新CM
CMのテーマは「自分らしさ」。ストーリーは、街角で「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」を熱唱する女性シンガーの姿から始まる。その歌声に通行人が足を止め、やがて人の輪ができていく。ギターを背負った部活帰りの女子高校生は立ち尽くし、歌声に心を揺さぶられる。「一人は好き」とSNSに書き込む青年や、「孤独は嫌い」と落書きする女子大学生など、矛盾する思いを抱える若者たちの姿も描かれている。
「一人は好き、孤独は嫌い。それがわたし。」というメッセージを池田のナレーションで伝えている。コロナ禍を経て「自由に生きたい」という願いが広がる一方、SNSやリモートワークの普及により孤独や不安を感じやすくなった若者世代を意識。自分の時間を大切にしたい気持ちと、誰かとつながっていたい気持ちという相反する感情が共存することこそ、現代の「自分らしさ」であるという想いを込めているという。
