2027年国際園芸博覧会協会は10月26日、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟へ、公式マスコットキャラクター「トゥンクトゥンク」のぬいぐるみと植物の種子「きぼうの種」の打ち上げを実施した。
「きぼうの種プロジェクト」イメージ図。
2027年に開催される「GREEN×EXPO 2027」に向けて、宇宙と地球、そして次世代をつなぐ「いのちのリレー」をテーマにした「きぼうの種プロジェクト」の一環で実施された本企画。バスキュールと共同で企画し、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。
「きぼうの種プロジェクト」は2025年7月に大阪・関西万博の会場で開催されたイベント「KIBO SPACE LIVE in EXPO2025 宇宙と万博がつながる日」において発表された。
プロジェクトのシンボルとなる宇宙を旅する種(ヒマワリ・マリーゴールド・ストック・ブロッコリー)には、GREEN×EXPO 2027のテーマ「幸せを創る明日の風景」の実現に向けた希望も込めて、「きぼうの種」と名前が付けられた。
共同で企画したバスキュールは大阪・関西万博にて、シグネチャーパビリオン「いのちめぐる冒険」などを手がけたほか、宇宙にまつわる多数のプロジェクト実績を持つ。
2019年にはJAXAと協力し、ISSと地球を繋いで双方向でライブ配信が可能な「KIBO宇宙放送局」の運営を開始。また、2022年にはISSのリアルタイム位置情報と連携するメタバース「THE ISS METAVERSE」を展開している。
当初は10月21日に打ち上げが予定されていたが延期となり、26日に無事打ち上げが完了した。
「トゥンクトゥンク」と「きぼうの種」は、ISS内の「きぼう」日本実験棟での滞在後、地球へ帰還。地上での育成・開花を経て、GREEN×EXPO 2027の会場に展示される予定だ。
GREEN×EXPO 2027公式マスコットキャラクターのトゥンクトゥンク(左)と、きぼうの種プロジェクトのミッションバッジ(右)。



