「ミャクミャク絵本展」神戸で開催中、キャラクターデザインの「設計図」を体感

フェリシモは11月5日から、大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」をテーマにした絵本の展覧会「ミャクミャク絵本展 ミャクミャク誕生ものがたり」をFELISSIMO GALLERY(神戸市中央区)で開始した。入場無料で、会期は11月30日まで。

本展は、ミャクミャクのキャラクターデザインを手がけた作家・デザイナーの山下浩平氏による絵本『ミャクミャクと… ミャクミャク誕生ものがたり』(フェリシモ出版)の出版にあたり企画された。

フェリシモの企画担当・佐藤宏則氏によると、この絵本はデザインのコンセプトや世界観をより深いものにするために山下氏が私的に描いた「設計図」。小さな細胞として生まれたミャクミャクが、さまざまな生き物や形の真似をしながら進化し姿を変えていく物語が描かれている。

本展では、そんな絵本の世界をより深く楽しめるコンテンツを用意している。

「多くのお客さまに“こんなミャクミャク初めて見た!”と喜んでいただいています。作中の絵をプリントしたキャンバスに加え、ここでしか見られない山下さんの解説文や、絵本の中に入りこんだような体験ができる特大パネルの展示も見どころです」(佐藤氏)。

「万博ロス」現象もあり、気になるのは混雑具合だ。同社の話では、「平日はゆったりと絵本の世界観に浸ってくださっている印象。土日は時間帯によって混雑回避のため会場前で待機が発生する可能性あり」とのこと。

ミャクミャクのキャラクターデザインは公募で3案に絞り込まれ、2022年3月に山下氏の案に決定した経緯があるが、今回の絵本は山下氏が手がけた初の公式ライセンス商品となる。山下氏とフェリシモの20年来のつながりから実現した。

フェリシモは万博会場の自社店舗で限定グッズ150種を含め500種以上を販売。現在も多数問い合わせが寄せられている。絵本は同社サイトにて予約受付中で、2026年2月中旬以降の発送予定。なお、本展ではミャクミャクの来場は予定していないという。

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