2025年10月、トヨタ自動車は、新たなブランド戦略として、センチュリー、レクサス、トヨタ、GR、ダイハツの5ブランド体制へと移行することを発表した。高級車部門となるセンチュリーとレクサス、モータースポーツへの挑戦を通じて、走りの楽しさを追求するGR、軽自動車を中心に添えたダイハツというブランドが並ぶ中で、「フルラインナップ」「マルチパスウェイ」を掲げる一番のボリュームゾーンがトヨタブランドとなる。
新たなブランドのスタートにあたり、「TO YOU. TOYOTA」という新しいタグラインのもとブランド広告が始まった。
「豊田会長から直接、5つのブランド広告を同時にするというオリエンをもらいました。このタイミングでやる目的は、センチュリーをブランドとしてたちあげるため、そのために、他のブランドがどういうブランドであるか、はっきりさせる必要があるという意図からでした。
ただし、他のブランドのことは全く意識せず、また調整しないでいいというディレクションをもらいました。それぞれが独立したブランドであり、別のブランドだからこそ、トヨタはトヨタのブランドのことだけを考えて欲しいというものでした」と、クリエイティブディレクター 篠原誠氏。
「ブランド広告における具体的なメッセージについては、ずっと会長が話されている『誰も取り残さない』という言葉からヒントを得ました。トヨタが掲げる『Mobility for All』、に込められている思いは、for Allではなくて、for (それぞれの)youの方が近いのではないかということを途中段階で会長に相談したところ、まさにその考えの方がぴったりくるとディレクションをもらいました。それがある意味、方向性としてのオリエンだったと思っています」(篠原氏)
10月30日から開催されたJapan Mobility Show 2025に向けた新ブランド広告では、世界の道を走る、さまざまなトヨタ車とそれに乗る人々の姿が描かれている。
