年末年始に向けて環境整備を提案
家具・インテリアのEC事業を展開するタンスのゲン(本社・福岡県大川市)は、2020年から宅配ボックスを「LIVBOX(リブボックス)」というブランド名で展開している。「置き配」ニーズの高まりを受け、今年に入り開発ペースを加速。9月には設置が簡単で収納できる「折り畳み宅配ボックス」を発売したほか、11月にはスリット窓付きの「押し込み式宅配ボックス」も追加した。様々な設置環境や生活スタイルに対応し、配送料が増加する年末年始に向けて訴求していく考えだ。
ワイヤーや南京錠で盗難対策も施した折り畳み宅配ボックス
同社が2020年に宅配ボックス事業への参入を決めた背景には、深刻化するドライバー不足や再配達問題といった社会課題に、家具メーカーとして貢献したいという思いがあったという。
ブランド名「LIVBOX」は「Living(生活)+ Box」を組み合わせた名称で、「暮らしに自然に馴染む宅配ボックス」をコンセプトとしている。機能性に加えて、家具・インテリアを扱う企業ならではのデザイン性も重視。これまでも、ポスト一体型、大容量タイプ、木目調デザイン、押し込み式、スリット窓付きモデルなど、多様な機能やデザインをラインナップしてきた。
